3歳児がご飯を食べるのが遅い…よくあるお悩みの原因と対策方法をご紹介!

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3歳頃の子どもがご飯を食べるのが遅く、「1時間かかる日もある」と困っていませんか?
3歳は「自分でご飯を食べたい」という気持ちが芽生える頃なので、成長を感じる反面、食事に長時間を費やすと、1日の活動にも支障が出るため悩んでしまいますよね。

この記事では、3歳児がご飯を食べるのが遅い原因や、すぐに実践できる工夫・注意点などを詳しく紹介していきます。記事を参考に、子どもの気持ちや環境設定を上手にサポートして、親子共に楽しい食事時間を過ごしてくださいね。

3歳児がご飯を食べるのが遅いよくある5つの原因

子どもがご飯を食べてくれないと、「私のせいではないか」と悩んでしまうパパ・ママもいるかもしれません。しかし、同世代の子どもを持つママの6割以上(※)が、子どもの食事について悩んでいると言われています。

まずは、子どもがご飯を食べるのが遅い原因を考えてみましょう。

※ 参考:カゴメ株式会社 幼児の食生活に関する調査報告書

まだお腹が空いていない

2歳頃までは一度の食事量が少ないため、間食を数回に分けて与えていたかもしれません。しかし、3歳以上になると1回の食事量が増えるので、今までと同じスケジュールで間食していると、お腹が空かない可能性があります。

《お腹が空いていない理由の例》

  • 食事の直前に間食をしている
  • 間食の量が多い
  • 日中の活動量が少ない

まずはこれらを見直して空腹の時間を作り、次の食事が楽しみになるように工夫しましょう。

好き嫌い・味にこだわりが出てきた

3歳頃になると味覚が成熟し、好き嫌いもはっきりしてきます。味はもちろん、見た目や食感が苦手な食品も出てくる時期です。

また「食べたら気持ち悪くなってしまった」「(具合の悪いときに食べたら)吐いてしまった」など、その食べ物に悪いイメージを持っている可能性もあります。

食事に集中できない

3歳児が食事に集中できない理由として多いのが『テレビ』です。3歳頃の子どもにとって、テレビの映像や音は刺激的で、つい夢中になってしまうもの。

他にもおしゃべりが止まらなくなってしまったり、目に入る場所・手が届く場所におもちゃや気になるものが置いてあったりすると、集中力が切れ、食事は進まなくなってしまいます。

また“食べにくさ”を感じることも集中できない原因になるので、テーブルや椅子の高さを調節してあげたり、年齢に合った食器を使ったりすることも意識してみましょう。

 自分のペースで食べたい

​​少しずつ知恵がついてくる年齢なので、子どもなりのこだわりやルールなどが影響している可能性があります。

「決めた順番で食べたい」「絶対に食べ切りたい」、と思っているのに、パパ・ママから違う食べ物を勧められたり、急かされてしまったりすると、食事への意欲が減退してしまうこともあります。

体調が悪い

普段は食べているのに、急に食欲がなくなった場合は、体調不良の可能性があります。

《体調不良のサインの例》

  • だるそう、すぐ横になりたがる
  • 機嫌が悪い
  • いつもよりおとなしい

上記のような様子が見られる場合は、無理に食べさせず、体調を確認してあげてください。

3歳児がご飯を食べるのが遅い時の工夫と対策

ここまで紹介した3歳児がご飯を食べるのが遅い原因をもとに、解決するための工夫や対策法をお伝えします。一気に全てを取り入れるのは難しいので、できるものから1つずつ試してみてくださいね。

食事のリズムを整える

ご飯を意欲的に食べてもらうためには、なるべくお腹が空いた状態にすることが理想的です。

1日中ダラダラ食べをしていると、当然お腹も空きません。子どもが食べたがっても「次のご飯は◯時だよ」「3時までおやつは我慢しようね」と伝え、メリハリのある生活を心がけましょう。

《3歳児の理想的な食事スケジュール例》

  • AM7:00〜  朝ご飯
  • PM12:00〜     昼ご飯
  • PM3:00〜  間食
  • PM6:00〜  夜ご飯

食事の時間は、できるだけ毎日同じ時間が良いとされています。家庭によって多少前後すると思いますが、1日3食+間食(捕食)の時間をなるべく毎日揃えられると良いですね。

食事に集中できる環境を作る

子どもが夢中になってしまいやすいテレビは、食事の時には消しておくのがおすすめです。
見たい番組がある場合は録画して、「ご飯を食べ終わったらゆっくりみようね」と伝えたり、番組までに食事を終えられるように目標を決めたりするといいですね。

他にも、子どもが気になってしまうものを視界に入れないために、気になりそうな場所に布をかけたり、おもちゃに背を向けるような椅子の配置にしてみてください。

食材を食べやすい大きさにカットする

子どものご飯は食べやすい大きさにして、パクパク口に運べるように工夫するのもおすすめです。

ご飯は一口サイズのおにぎりにしたり、麺は短く切ってあげると良いでしょう。

パパ・ママの手間は少し増えますが、子どもにとっては「うまくスプーンにのせられない」「大きくて口に運べない」「噛みきれない」といったストレスが減るので、食事にかかる時間が短縮できるメリットがあります。

食事の時間を決める

食事にかける時間を子どもと約束するのも効果的です。3歳児が集中して食べられる時間は、30分以内とされています。長くても40分で終わらせましょう。

子どもが見やすい時計や、終わりの時間を知らせるためのタイマーなどを使い、視覚や聴覚で終わりの時間がわかるようにすると良いですね。

子どもが慣れるまでは、「残り時間、半分くらいだね」「もうすぐ終わりだね」、とこまめに声をかけてあげてください。

ここでのポイントは「約束の時間を守ること」です。途中で食事を切り上げるのは、かわいそうに思ってしまうかもしれませんが、子どもが「まだ食べたい」、と泣いてしまっても一緒に決めたルールは守りましょう。

具体的な指示でサポートする

子どもが「すべきこと」を具体的に指示すると、行動に移しやすい場合があります。

《具体的な声かけの例》

  • 「いただきます」の後、すぐに食べ始めない→「スプーンを持ってみよう」
  • 一口分の量が少ない→「一口分はこのくらいスプーンにのせてね」
  • 食べ物を噛むスピードが遅い→「これくらい早くモグモグできるかな?」
  • 姿勢が悪い→「足を床にくっつけてね」

習慣化すれば子どもが自分で気付き、意識するようになります。しばらくはパパ・ママが実演しながら根気よく寄り添ってあげてください。

上手に食べられたら褒める

大人も苦手としていたことを褒められると、「見ていてくれたんだ!」「これでいいんだ!」、と自信が持てて嬉しくなりますよね。

子どもにはなおさら、その一言が魔法のように効くことがあります。「スプーンが上手に使えているね!」「いつもより早く食べられたね!」と、頑張れたことや成長したと感じることは、声に出して一緒に喜んであげると良いでしょう。

やってはいけない!3歳児がご飯を食べるのが遅い時の注意点

毎食のことだと、パパ。ママもつい感情的になって、怖い顔できつい言葉をかけてしまうこともあると思います。

しかし、早く食べ終わって欲しいときに、高圧的な態度で接してしまうのは逆効果。

食事の時間が嫌になってしまうと、今まで以上に時間がかかってしまいます。3歳の子どもには、わかりやすい言葉で根気よく、繰り返し伝えていくことが大切です。

無理やり食べさせる

嫌がっている子どもの口に、無理やり食べ物を入れるのは絶対にやめましょう。子どもの栄養面や体力面を心配するあまり、やってしまいたくなる気持ちはわかりますが、食べ物を喉に詰まらせてしまう危険があります。

さらに、食事が「怖いもの」「苦痛な時間」になってしまうと、食べること自体を拒否するようになってしまう可能性もあります。

子どもが食べたがらない原因を探して、可能な限り解消してあげてください。

イライラして強く叱る

忙しい毎日の中で栄養バランスを考えた食事を作っているのに、全く食べてもらえないと悲しくなってしまいますよね。イライラしてしまうこともあるでしょう。

しかし、3歳児に感情的な態度を出してしまっても「ママが怒っている」ということしか理解できない場合が多いです。

ママの悲しい気持ちやご飯を食べた方が良い理由は、子どもと目線を合わせて落ち着いた口調を心がけて話しかけると、伝わりやすいです。

周りの子どもと比較する

運動や言語の発達に個人差があるように、食事面でも子どもによって食べる量・スピードは違います。

「お友達は時間内に全て完食できているのに」「うちの子はまだスプーンの持ち方が下手」など、兄弟や周りの子と比べてパパ・ママが焦ってしまうのは良くありません。

その子なりの成長を喜んで、食事を楽しむ気持ちを共有してあげてくださいね。

食べないことで罰やプレッシャーを与える

繰り返しお伝えしているように、ご飯を食べるのが遅い子には、食事に集中して楽しんでもらうことが最優先。「これを食べないと遊ばせない」「早くしないとお出かけに置いていく」など、罰やプレッシャーをかけるのはNGです。

頑張って食べてほしい食材があるときや、時間に制限があるときは、子どもが納得できる言い回しで伝えてあげましょう。

3歳児のご飯に関するよくある疑問

色々工夫しているのに、一向に食べてくれない日が続くと「悲しい」を超えて「心配」になってしまうこともあるかもしれません。ここでは、よくあるパパ・ママの疑問にお答えします。

発達障害や病気の可能性はある?

「特定の食材を受け付けない」または「特定の食材しか食べない」ため、ご飯が遅くなってしまっている子どもは、食物アレルギーや発達障害の可能性もあります。

食物アレルギーの場合、特定の食材を食べると喉がかゆくなる・気持ち悪くなるといった症状が出ることがあります。発疹や痒みであれば見た目でわかりやすいのですが、見えないところに症状が出ていると、子どもの不快感を理解してあげられないことが多いです。

発達障害の場合は「感覚過敏により、特定の食材しか受け付けない」「集中力が散漫になる」ことから、強い偏食やご飯を食べるのが遅い傾向があります。

また、稀に口腔内や消化器官の疾患により食事に支障が出ている場合もあります。気になる場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。

スピードが遅くて食べる量が少ないけど大丈夫?

両親からの遺伝や体質によっては「元々小柄で少食なタイプ」や「少食でも1日元気に遊べる燃費のいいタイプ」の子どももいます。

食べるのが遅く量が少なくても、限られた量の中で栄養バランスを考えた料理を食べ、1日元気に過ごせている場合は過度に心配する必要はないでしょう。

悩んだ場合はどこに相談すればいい?

まずは、かかりつけの小児科医に診てもらい、指示を仰ぎましょう。

3歳児健診も、子どもの発達について相談できる良い機会です。「身長や体重の伸びが悪い」「とても疲れやすい」など些細なことでも気になれば、相談してみると良いですよ。

普段の食事の様子や接し方を正直に伝えて、その子に合った対処法のアドバイスをもらってみてください。

3歳児のご飯が遅い時は原因に合わせた対策を!

今回は、3歳児のご飯が遅い原因や工夫の仕方を紹介しました。
ママが疲れてイライラしてしまうと、子どもにも伝わって悪循環に陥ってしまうことがあります。そのようなときは無理せず、宅配食に頼ってみませんか?

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ぜひご活用いただき、いつも頑張っている食事の準備や片付けの時間を、たまには自分や家族とのコミュニケーションに使って、気持ちの余裕に繋げてみてください。

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