幼児食の唐揚げはいつから食べられる?注意点や揚げないレシピもご紹介

幼児食 唐揚げ 子育て

子どもから大人気の唐揚げは、献立を立てる中で魅力的なレシピの一つです。
しかし噛む力が必要であり、油を使用するためいつから食べさせてもよいのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

今回は、いつ頃から唐揚げを食べられるのかという疑問にお答えし、幼児食にぴったりの唐揚げレシピを紹介していきます。この記事を通して幼児期の献立に追加してみてください。

幼児食の唐揚げはいつから食べてもよいの?

唐揚げは、パクパク期(離乳完了期)を終えた1歳頃を目安に与えましょう。食事を十分に噛み砕いて、飲み込む力がついたら食べることができます。その際、下痢などの症状があらわれていないか注意しておくことが重要です。

幼児はまだ消化機能が未熟なため、油を多く含む唐揚げは消化器に負担がかかります。

一度食べるとやみつきになって食べ過ぎてしまう子どももいるため、食べる量には注意しましょう。

幼児食に唐揚げを取り入れる場合の注意点

幼児食で人気の唐揚げですが、油を使用しており体への影響や十分な加熱ができているかなど、注意すべき点は多くあります。

油は取り過ぎると、下痢や小児肥満の原因になったり、加熱が不十分ば場合には食中毒の原因にもなります。

幼児食で提供する場合は、一口の大きさや唐揚げの硬さにも十分配慮しておくことが重要です。注意点について、詳しく見ていきましょう。

油の摂取量に注意

幼児食の献立に唐揚げを取り入れる場合は、油の取り過ぎに注意しましょう。幼児食に使用する油の目安量は1日約10gほどです。そのため、頻度や量が多くなり過ぎると過剰摂取に繋がります。

油は三大栄養素である脂質に含まれ、体のエネルギー源になる栄養素ですが、過剰に摂り過ぎた場合は、小児肥満のリスクがあります。また、消化機能が未熟な幼児にとって油は負担がかかりやすく、下痢を誘発してしまう可能性や腸内環境への影響にも注意が必要です。

唐揚げを取り入れる頻度や、1回に提供する量には注意しましょう。脂質の量が気になる場合は、揚げない唐揚げにしてみたり、唐揚げする具材を脂質の少ない食品へ変えてみたりして油の量を減らす工夫もおすすめです。

中までしっかり加熱する

唐揚げの加熱が不十分な場合、食中毒に繋がり腹痛や下痢・発熱など体調不良の原因になります。調理する場合は、火が十分に通っているか確認しましょう。

特に、鶏肉や魚のようなたんぱく質源は要注意。また、具材が厚すぎると、表面ばかりがかたくなり中まで火が通りづらくなるため、カットの仕方を工夫しましょう。

唐揚げの中まで火が通ったか確認する場合は、菜箸をあててチェックするのがおすすめです。中まで火が通っていたら、ジジ…っと振動が伝わってきます。分かりにくい場合は、一度持ち上げてみるとよいでしょう。

揚げ油は新しいもので調理する

揚げ物は、一度使用した油を再利用するのではなくその都度新しい油に変えることが重要です。

油は光や熱などに触れると、時間と共に酸化していきます。酸化した油には、体の害となる物質が多く含まれ腹痛や下痢・嘔吐などの症状があらわれることがあります。

揚げ物をする時は、その都度新しい油に変えてから調理するようにしましょう。

かたさや大きさに配慮する

幼児は噛む力がまだまだ弱いため、前歯で噛みちぎりった後、口の中で十分咀嚼できる程度のかたさ・大きさを目安に仕上げましょう。

一般的な目安は、170℃程度で5〜7分程度揚げ、表面がきつね色になるくらいです。具材によって、必要な温度や時間は異なるため、参考にしたレシピをチェックしてみましょう。揚げすぎると、唐揚げがかたくなるため注意です。

また、具材が大きすぎたり小さすぎたりすると、嚙み砕けなかったり窒息の原因になったりします。子どもが唐揚げを食べるときは見守り、上手く噛んで飲み込めているかを確認しましょう。

幼児食の唐揚げをおいしく仕上げるポイント

唐揚げをおいしく仕上げるには、いくつかのポイントがあります。

1つ目のポイントは、鶏肉に下味を十分につけることです。事前に付け置きをしておくことで、味が染みこんで、調味料が少なくてもおいしく仕上がります。

2つ目のポイントは火加減です。唐揚げを投入するまでは中火から強火に保ち、投入後は、弱火にして表面がキツネ色になるまでじっくりと揚げるようにしましょう。
火加減が強すぎて油の温度が高くなりすぎると、唐揚げの表面だけに火が通り、中は生焼けになってしまいます。中まで火を通そうとしても、表面ばかりがかたい唐揚げになってしまいますよ。

最後のポイントは、油の量です。十分な油の量で調理すると、唐揚げをサクサクに揚げることができますよ。油の量が少ないと揚げ焼き状態となり、サクサクした食感が得られなくなってしまいます。食材が十分に浸る程度の油を使用し、揚げていきましょう。

幼児食におすすめの唐揚げレシピ

ここでは、幼児食におすすめの唐揚げレシピを紹介します。定番の唐揚げレシピから、揚げない唐揚げや野菜の具材を使ったアレンジレシピまで幅広く紹介しています。ぜひ、参考にしてくださいね。

定番ジューシー鶏の唐揚げ

定番の味付けのため、大人も一緒に楽しむことができる唐揚げレシピです。あらかじめ付け置きしておくと下味がしっかりと浸み込み、仕上げも揚げるだけで済むので忙しいパパ・ママにもおすすめのメニューです。2度揚げすることで、ジューシーさがアップしますよ。

【材料  3~4人分】

  • 鶏もも肉      2枚
  • ★酒        大さじ2杯   
  • ★しょうゆ     大さじ2杯 
  • ★にんにく、生姜  2㎝~お好みで
  • 片栗粉       適量(鶏肉全体にまぶせるくらい)

【作り方】

  1. 鶏もも肉を一口サイズより少し大きめに切る。
  2. ジップロックに★の調味料と鶏肉を入れ揉み込んで、30分置く。
  3. 揚げ油を180℃に温めている間に、2.の鶏肉にバットやボウルで満遍なく片栗粉の衣付けをする。
  4. 油が温まったら、鶏肉を鍋に入れ揚げる。
  5. 1分ぐらい揚げると衣がカチッとするので裏返して、うっすら色づくくらいで一度取り上げる。
  6. 数分おいて、再度油に5.を投入し、2度揚げしたら完成。

※鶏肉の厚みはなるべく揃えることで、火の通りが均一になります。
※1度に多くの唐揚げを揚げると油の温度が下がり、べちゃっとした食感になるので注意しましょう。

参考:幼児食にも◎定番ジューシー鶏の唐揚げ by KNaMMi|cookpad

揚げない鶏の唐揚げ

油を使用しないため、準備や片付けの手間が省けるレシピです。揚げ物の場合、加熱中は鍋から目が離せませんが、これなら子どもを見ながらご飯の準備をしやすくパパ・ママも安心です。

また、油の摂り過ぎが気になる場合にもおすすめ。揚げていないのにジューシーで、子どもから大人までおいしく食べられますよ。

【材料 2人分】

  • 鶏モモ肉           1枚
  • 塩コショウ          少々
  • 卵              1/2個
  • ★おろししょうが(チューブ) 小さじ1杯(チューブ2㎝)
  • ★おろしにんにく(チューブ) 1片(チューブ1~2㎝)
  • ★しょうゆ           大さじ1杯
  • ★砂糖            小さじ2杯
  • ★酒             大さじ1杯
  • 薄力粉            大さじ1杯
  • 片栗粉            適量
  • サラダ油            大さじ3杯

【作り方】

  1. 鶏肉を食べやすい大きさに切り、塩コショウと★印の調味料を入れ揉み込む。
  2. 溶き卵を入れて再び揉み込み、冷蔵庫で15〜20分程度置く。
  3. 2.を冷蔵庫から取り出し、薄力粉を入れてよく混ぜる。
  4. フライパンに油を入れ強火にして温めてから中火にし、3.の鶏肉に片栗粉をまぶしてじっくり焼く。
  5. こまめにひっくり返しながら、両面を揚げ焼きにする。

※基本は中火で加熱します。焼き色を見ながら中まで火が通るよう、適宜弱火〜中火に調整してください。

参考:簡単ジューシー!揚げない♡鶏の唐揚げ by nyaako|cookpad

魚の唐揚げトマトあん

魚を唐揚げにすることで、普段とは違った歯ごたえを楽しむことができます。普段、魚が嫌いな子どもでも、見た目や食感が違うと食べてくれる場合があります。

野菜の彩りも良く、子どもの興味を引くような、華やかな見た目もポイントです。魚と一緒に野菜が取れる、栄養バランスもよいおすすめの一品です。

【材料 幼児2人分】

  • 白身魚      2切れ(1切れ70g)
  • 塩        ひとつまみ
  • 片栗粉      大さじ1杯
  • 揚げ油      適宜
  • 玉ねぎ      1/4個
  • にんじん     20g
  • サラダ油     小さじ1/2杯
  • グリンピース   10g(大さじ1杯)
  • ★カットトマト缶   30g
  • ★砂糖        小さじ2杯
  • ★コンソメ顆粒       小さじ1/3杯
  • ★トマトケチャップ  大さじ1杯

【下ごしらえ】

魚の臭味が気になる場合は、あらかじめ臭み取りをしておきましょう。魚に塩を振り、15分ほどしてから出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

【作り方】

  1. 白身魚は塩をふりかけ、片栗粉をまぶして180℃の油で揚げる※臭み取りをした場合、塩は不要
  2. 玉ねぎとにんじんは粗みじんに切り、フライパンにサラダ油入れて中火~弱火にして炒める
  3. 2に★とグリンピースを加えて加熱する。
  4. 1を盛り付け、3をかける。

参考:魚の唐揚げトマトあん/保育園こども園給食 by かこがわごはん|cookpad

里芋の唐揚げ

味付けが塩のみとシンプルな、里芋の唐揚げです。簡単に作れるので、おやつにもぴったり!里芋は食物繊維が豊富に含まれており、便通を整えてくれる効果が期待できます。野菜不足が気になるときにもおすすめです。

油をごま油にしたり、衣に青のりを入れて風味を効かせたアレンジもできますよ。

【材料 】

  • 里芋      7~8個(約350g)
  • 水       大さじ4杯
  • 小麦粉     大さじ4杯
  • 油       大さじ4杯~
  • 塩       適量

【下ごしらえ】

里芋は皮をむいて一口大にカットした後、下茹でしておく。

※鍋にひたひたになるぐらい水をいれ、竹串が刺さるくらいまでゆでる。
※レンジの場合、耐熱皿に並べて水をまわしかけラップをふんわりとかけて600Wで2~3分程加熱する。

【作り方】

  1. ボウルに小麦粉と水を入れて混ぜ、下茹でした里芋を中に入れて混ぜる。
    ※里芋の水気は切っておく
  2. 鍋やフライパンに多めの油を入れ、180℃に熱してから里芋を入れて揚げ焼きにする。
  3. 衣に色がついたらペーパーに上げて油をきり、器に盛って塩をかけてでき上がり。

参考:シンプルイズベスト!里芋のから揚げ by 発酵こころ美人|cookpad

マイタケの唐揚げ風

唐揚げ風に仕上げることでサクサクとした食感がたのしめます。「マイタケのようなきのこが苦手」という子どもも、見た目や食感が変わることで食べてみようという気分になることが期待できます。

マイタケに含まれるビタミンDは骨の成長に、食物繊維は腸内環境を整えて免疫力を高めてくれる働きもありますよ。

【材料 2人分】

  • マイタケ           100g
  • 片栗粉            大さじ2杯
  • 胡麻めんつゆ 2倍濃縮      大さじ2杯
  • 塩胡椒            少々
  • ごま油            適量

【作り方】

  1. マイタケは小房に分ける。
  2. マイタケをナイロン袋に入れ、塩胡椒・めんつゆを入れて振る。
  3. 2に片栗粉を追加し、表面にまんべんなく粉がつくようさらに振る
  4. フライパンに5ミリの深さになるようにごま油を入れ、3を揚げる。
  5. 両面を揚げたら、油をきって盛り付ける。

参考:マイタケのから揚げ風 by さつきA|cookpad

mogumoの幼児食向けの唐揚げが便利

今回紹介するmogumoの唐揚げは、保存料・着色料・添加物が不使用のため、添加物が気になる方も安心して子どもに与えることができます。

また、幼児に程良い分量になっているため、小腹がすいた時やおやつにも便利です。

電子レンジで加熱するだけで食べられるので、忙しい日の食事が時短になり、洗い物も少なく済むのでおすすめです。

mogumo「かりっとジューシー 無添加からあげ(しょうゆ)」

mogumo「かりっとジューシー 無添加からあげ(しょうゆ)」

mogumoの「かりっとジューシー 無添加からあげ(しょうゆ)」は、酸化しづらい米油が使用されています。抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれているのが特徴です。ジューシーでふっくらした食感は、噛む力が未熟な幼児も食べやすくなっています。

また、定番のしょうゆ味で子どもが食べ慣れた味付けなのもポイント。保存料・着色料・添加物不使用のため、添加物を極力避けたいというパパ・ママにもおすすめです。

内容量90g
調理方法電子レンジの場合:冷凍パックのまま、500Wで約2分間程度温める
対象年齢1歳6ヵ月頃〜
価格・8食セット:1食あたり543円・12食セット:1食あたり525円・18食セット:1食あたり478円
※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。
栄養素エネルギー260kcal たんぱく質15.3g 脂質17.9g 炭水化物9.6g食塩相当量0.6g
アレルゲン鶏肉、小麦、大豆

【商品レビュー】

  • レンジ調理なのにすごくおいしい!急に唐揚げが食べたい!と言われても一から作るのって本当に大変だからこれが家にあると安心します。大人が食べても美味しくて我が家では取り合いです!これが無添加なんて…すごすぎます!
  • 程よく味も付いていて、ジューシーで子の食いつきがハンパない
  • 味付けがよくて、子どもが必ず食べてくれるので、作ったおかずがイマイチだなぁーと言う時、これがあるととても助かります。おいしいので、子どもが残しても私が食べます。

引用:mogumo公式サイトより一部抜粋

幼児食の唐揚げについてのよくある疑問

ここでは、幼児食の唐揚げについてよくある疑問について解説していきます。気になる頻度や食べ過ぎた時の影響、揚げ油について詳しく取り上げました。

唐揚げの頻度はどのくらいが適正?

頻度は週に1回から多くても2回程度を目安にしましょう。唐揚げは、油をたくさん使う料理です。

油は、消化器に負担がかかりやすく、高カロリーなのが特徴です。そのため、まだ消化機能が未熟で適正な栄養量を摂りたい幼児にとって、体への負担が大きくなります。

唐揚げの1回量が多い場合は、さらに頻度を少なくするよう注意するのも大切です。

食べ過ぎるとどうなるの?

唐揚げは油を多く含む料理です。先述の通り、油は消化器に負担がかかりやすく、高カロリーなため、幼児が食べ過ぎると消化不良を起こして下痢・腹痛の原因や、小児肥満に繋がる可能性があります。

小児肥満は、そのまま成人後の肥満にも移行しやすく生活習慣病のリスクも発生します。唐揚げは幼児が好んで食べるメニューの1つでもありますが、量や頻度には注意しましょう。

おすすめの揚げ油はどれ?

唐揚げには、酸化しづらい米油がおすすめです。酸化した油は、体にとって有害になり下痢・嘔吐・腹痛などの体調不良を引き起こす場合があります。

米油には、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれていて、酸化しづらいのがポイントです。

もし他の油を使う場合でも、幼児食の唐揚げを作るときは新しいものにしましょう。唐揚げを作る場合は「酸化していない油を使用する」のがコツです。

頻度や量に注意して幼児食に唐揚げを取り入れてみよう!

唐揚げは子どもに人気のある献立の1つですが、油を取りすぎてしまうため頻度や食べる量には注意が必要です。
子どもの要望にあわせて唐揚げを楽しみたい場合は、1回の唐揚げの量や、月の回数を減らして工夫してみましょう。

ただし唐揚げは、具材を用意したり油の後片付けに手間がかかったりと、忙しいときにすぐ作れないのが難点です。

そのような時には、電子レンジで温めるだけで食べられるmogumoの唐揚げがおすすめです。添加物に配慮されているのも、パパ・ママにとっては嬉しいポイント。
他にも、幼児向けのメニューが多数揃っているので、気になる方はmogumoの公式サイトをチェックしてみてください。

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