離乳食から幼児食へ移行する時期の1歳児。保育園やおでかけのときに作る機会が増えてくるお弁当ですが、「どんなおかずがよい?」「時間がかかるのでは?」などと悩むことも多いのではないでしょうか。
また、1歳児はスプーンやフォークを使用して食べることが難しい年齢ですので、子どもが喜ぶおかずは何がよいか迷ってしまいますね。
今回は、そのような1歳児に向けたお弁当作りのコツや簡単なレシピアイディアと作るときの注意点を紹介します。
1歳のお弁当作りで注意するポイント
体が小さく免疫力も気になる1歳児へお弁当を作るときには、衛生面や安全面を考慮することが大切です。食中毒や誤嚥、窒息などの事故を防ぐために注意するポイントをいくつかお伝えします。安全なお弁当を作るよう努めましょう。
食べ慣れている食材を使用
1歳児は味覚が発達し、成長の過程で好き嫌いが見られることがよくあります。お弁当の場合、普段と食べる場所が異なるので環境の変化から食が細くなる可能性も考えられます。
このような理由から、お弁当に使用する食材は家で食べ慣れているものにしましょう。また、食物アレルギーの観点からも、初めての食材や食べ慣れていないものは避けると安心です。
食べやすい大きさにカット
咀嚼機能が大人に比べて未熟な1歳児。食材は食べやすい大きさにカットしましょう。
1歳児の食べやすい大きさは一般的に1cm程度〜1口大といわれています。また、繊維の多い野菜はやわらかく煮て歯ぐきで嚙み切れるようにし、喉に詰まらないように調理の工夫をします。
慣れてきたらスティック状や輪切りなど、さまざまな形状に挑戦すると咀嚼機能の発達に役立ちますよ。
ピックや飾りは避ける
お弁当の彩りになり子どもの喜びそうなピックや飾りですが、1歳児には避けることが無難です。
ピックや飾りは棒状で先端が尖っているものが多く、何でも口に入れたがる1歳児には口や喉に刺さったりして誤飲してしまう可能性があります。特に保育園など親の目が届かない場所で不安や危険を感じる場合、使用は避けましょう。
親子で一緒におでかけする際に使う場合は、目を離さないように気をつけることが大切です。安全性を考慮して、先端の尖っていないフォーク状のピックもあるので、使いたい場合はこちらもおすすめです。
作る前に手洗いを
手づかみ食べの多い1歳児のお弁当は、衛生面への配慮も大切です。お弁当は必ず手を洗ってから作りましょう。
また手に傷がある場合、食品に触れることで菌が繁殖することがあるので、使い捨て手袋を忘れずに使用します。
ふきんを使用する際には、汚れていないか確認し清潔なものを用意しておきます。
おかずは冷めてから詰める
でき立てのおかずや炊き立てごはんを使用する場合、お弁当に詰めて温かいままフタをすると菌が増殖して食中毒になる危険性があります。
1歳児では体が未熟なため、食中毒になると重篤化することもあるので注意が必要です。おかずやごはんは冷ましてから、お弁当に詰めるようにします。冷めていることを確認してからフタをしましょう。
時間がないときは、うちわやハンディ扇風機を活用すると早く冷ますことができますよ。
1歳のお弁当におすすめのメニュー
お弁当の中身。実際に何を作ったらよいかお悩みの方へ1歳児のお弁当におすすめのメニューを紹介します。食べやすさや栄養バランス、見た目の彩りなどを考えた子どもの喜ぶメニューをまとめました。
普段の子どもの食事と照らし合わせてお弁当に取り入れられるものがあれば、ぜひ参考にしてお弁当作りのヒントにしてください。
【主食】手づかみできると食べやすい
- まるっとおにぎり
- くるくるサンド
- 1口お好み焼き
スプーンやフォークを使うことが難しい1歳児には、手づかみできる主食がおすすめです。おにぎりは手に持ちやすい大きさで丸い形にすると食べやすくなります。
サンドイッチの場合、ハムやチーズを使用してたんぱく質も一緒に補うことができます。サンドイッチ用の食パン1枚の上に具材を乗せ、手前からくるくると巻いてラップで包んでみてください。
食べやすい大きさにカットして詰めると具材がこぼれにくく、かわいらしい見た目になりますよ。また、ジャムを使用すると甘くて子どもも喜びます。
お好み焼きは大きく焼いてから1口分にカットしましょう。野菜も一緒に食べられるのが嬉しいポイントですね。
【おかず】子どもの喜ぶものを詰めよう
おかずは子どもの喜ぶ食べ慣れた食材を選びましょう。お弁当に詰める際には大きさや彩りを意識します。
窒息を防ぐために1歳児に噛み切りやすいかたさに調理したり1口分にカットします。また彩り食材を使用することにより見た目から子どもの「食べたい!」気持ちを引き出せます。かわいらしいおかずカップを使用することもおすすめです。
<メインのおかず>
- ひじき入り豆腐ハンバーグ
- カジキのから揚げ
- たっぷり野菜とひき肉入り卵焼き
たんぱく質を中心としたメインのおかずです。ひじき入り豆腐ハンバーグはやわらかくしたひじきと鶏ひき肉を使用し、木綿豆腐を加えることによりふっくらと仕上がります。
作るときにはビニール袋を使用すると洗い物が少なくなりますよ。カジキまぐろのから揚げはごはんが進むおかずですが、噛むと口の中で残り、飲み込みづらくなることがあるので1口分の大きさになるように調理しましょう。
卵焼きは1歳児に好まれる食べやすいメニューです。野菜や甘辛く味付けたひき肉を入れて一緒に焼くと栄養バランスも整い、彩りよい1品になります。
<彩りがよい野菜メニュー>
- ブロッコリーのチーズ和え
- にんじんとサツマイモのマヨサラダ
- かぼちゃの煮物
栄養バランスを考えた彩りがよい野菜メニューがあると大人も子どもも嬉しいですね。ブロッコリーは味のクセがなくやわらかいので子どもに人気の野菜です。
スライスチーズや小さくカットしたプロセスチーズと和えることにより、塩味が合わさり食べやすくなります。
にんじんとサツマイモのマヨサラダは食材を1㎝角にカットしてから加熱して、少量のマヨネーズで味付けします。電子レンジでも作れる手軽なメニュー。
かぼちゃの煮物は皮を取って煮汁でやわらかくします。かぼちゃの甘さが染みるほっとする1品です。
1歳のお弁当作りの時短テクニック
忙しい朝に1歳児の育児をしながらお弁当を作るのは大変!なるべく時間をかけずに作れる時短テクニックを紹介します。安全面や衛生面に注意しながら、簡単にお弁当を作れる工夫をしてみましょう。
前日に下準備を済ます
1分でも貴重な朝のお弁当作り。前日に下ごしらえをすると安心です。
例えば、唐揚げの下味や食材の下茹で・おにぎりの具材など、前日に調理を済ましておくと当日に仕上げるだけでお弁当を作ることができます。
当日は調理工程だけでなく、洗い物も少なくなるのも魅力です。
作り置きおかずを活用
休日の時間があるときにハンバーグや混ぜごはんおにぎり、煮物など作り置きしておくと、当日は温めて詰めるだけですぐにお弁当が作れます。
作り置きを調理する際には肉、魚、卵は中心までしっかり加熱しましょう。保存する際も素手で食材に触れない、保存温度を管理するなど衛生面に気をつけます。
電子レンジを上手に使う
野菜の下茹でや煮物調理など、電子レンジを使用すると手軽におかずを作ることができます。
また、卵焼きも電子レンジで調理すると油を使わずに仕上がるので、消化器官が大人よりも未熟な1歳児に負担が少なくおすすめです。
電子レンジで調理している間に子どもの様子を見ることができるので、時間を有効活用できます。
冷凍食品の活用もおすすめ
時間のないときには、冷凍食品を活用することもおすすめです。手間なく簡単に、栄養バランスを考えたお弁当を作ることができますよ。
大人用に味付けされた商品もあるので、1歳児へ使用する際は濃い味付けではなく素材の味を感じ食べやすいものを選びましょう。
また食物アレルギーの場合、アレルゲン表示を必ず確認することを忘れないようにしましょう。
1歳半からのお弁当のおかずならmogumoが大活躍!
1歳半からの子どものお弁当のおかずには、mogumoの幼児食が大活躍します。mogumoでは管理栄養士が栄養バランスを考え、幼児期に必要な栄養素を補うことができるメニューを豊富に揃えています。
手作り感もあるのが嬉しいポイント。冷凍で配送されるので、育児や仕事で忙しい時用にストックも可能です。使いたいときに必要な分だけすぐに使用できるのでお弁当作りにもぴったりの商品!
かわいらしいパッケージに包まれており、自宅では作りづらい献立もあるので子どもと一緒に楽しみながら選ぶことができますよ。
<mogumoサービスの概要>
公式サイト | mogumo |
対象年齢 | 1歳6ヵ月頃〜 |
価格 | ・8食セット:1食あたり543円 ・12食セット:1食あたり525円 ・18食セット:1食あたり478円 |
送料 | エリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。 |
mogumoサクッ!とおいしい キッズコロッケ -3個入り-
コロコロと丸くて見た目もかわいらしいコロッケです。北海道産のじゃがいもを使用し、ホクホクとした食感と素材の甘さを感じられる1品。
自宅で作ると手間のかかるコロッケを、簡単に食べられます。具材にはじゃがいもだけではなく鶏肉やたまねぎ、にんじんも入っており1つ1つ手作りです。
お弁当に使用するのにもちょうど良いサイズ感。一度に沢山食べることのできない1歳児にぴったりで、味も優しい味付けなので大人も子どももリピートしたくなる人気のメニューです。
内容量 | 100g |
調理方法 | 電子レンジとトースターで加熱。 <2個あたり> ・500W 50秒+トースター1分 ・600W 40秒+トースター1分 |
栄養素 | エネルギー 126kcal、たんぱく質2.3g、脂質8.1g、炭水化物11.6g、食塩相当量0.2g |
アレルゲン | 卵・乳成分・小麦・鶏肉 |
【商品レビュー】
- 衣も薄く、柔らかいので食べやすいようで、娘のお気に入りです!また頼みます!
- 芋類のモソモソした食感があまり好きではないこどもですが、こちらの中身はとろっとして食べやすいようで、スムーズに食べてくれます。少しでも1食の中でとれる野菜の種類が増えてありがたいです。
- サクサクで大人が食べても美味しく、子供もパクパク食べてました。
参考:mogumo公式サイトより引用
mogumo国産鶏で作った おおいたとり天 -3個入り-
九州産若鶏を100%使用した大分名物のとり天です。秘伝の自家製タレに24時間以上漬け込み、手作業で仕上げています。
アミノ酸や甘味料などを使用せずに作られた、ジューシーな味わいがポイント。鶏肉の下処理やてんぷらの衣づくり、揚げる調理過程を省いて時短で簡単に食べられます。
あらかじめ味が付いているので、そのままお弁当のおかずに使用できて便利です。小さくカットしておかずとして詰めたり、天むすとしておにぎりの具材にしてもおいしいですよ。
内容量 | 100g |
調理方法 | 電子レンジで加熱。 <1個あたり> ・500Wで1分40秒~2分 ・600Wで1分20秒 |
栄養素 | エネルギー 183kcal、たんぱく質19.1g、脂質9.6g、炭水化物6.1g、食塩相当量0.7g |
アレルゲン | 小麦・大豆・鶏肉・ごま |
【商品レビュー】
- 偏食で硬いものが苦手なので食事は困ることが多いですが、そんな孫も喜んで食べていました。
- 手間のかかる料理を簡単にあげられて日々の食事のレパートリーアップの大活躍しています。
- お肉の硬さや、味付けが美味しくて、パクパク食べました!
参考:mogumo公式サイトより引用
mogumo甘うま鶏そぼろのまぜおにぎり -2個入り-
甘すぎない程よい味付けがクセになる、鶏そぼろのまぜおにぎりです。時間のない朝のお弁当作りにサッと用意できます。
子どもに馴染みのある食べやすい甘うまな味わいで、手づかみ食べにもおすすめの1品です。白米やお肉が苦手など偏食が見られる1歳児にもぴったり!
子どもに持ちやすい大きさに作られているので「自分で食べたい」気持ちを後押ししてくれる商品です。お弁当だけでなく朝ごはんやおやつに活用したり、ご飯を炊き忘れたときには冷凍庫にストックできるのも嬉しいメニューです。
内容量 | 100g |
調理方法 | 電子レンジの場合:500Wで2分~2分30秒で加熱 |
栄養素 | エネルギー 137kcal、たんぱく質1.8g、脂質1.3g、炭水化物29.6g、食塩相当量0.5g |
アレルゲン | 小麦・鶏肉・大豆 |
【商品レビュー】
- 濃すぎずちょうど良い味付けで大人にも美味しいです。子どもも気に入って黙々と食べてくれました!
- 大きさと手軽さ、味がちょうど良いです。冷凍オニギリはなかなか無いので、毎回注文しています。
- 冷凍だけどパサパサせず、しっとり。ふりかけ要らずで美味しかった。
参考:mogumo公式サイトより引用
1歳のお弁当箱選びのポイント
お弁当箱はどんなものを選んだらよいか迷うこともあるでしょう。さまざまな種類のお弁当箱がありますが、素材や洗いやすさ、耐久性などが異なります。ここでは、1歳児のお弁当箱選びのポイントを紹介します。
食べきれる量に合わせる
つい沢山詰めたくなってしまうお弁当ですが、子どもの食べきれる量にすることが大切です。完食を目指すことによりお弁当を食べる楽しさや自信へとつながります。
1~2歳の場合、200~280mlの容量のお弁当箱が一般的な目安といわれていますが、子どもの食べきれる量に合わせた大きさを選びましょう。
軽量で扱いやすい素材
お弁当箱の素材にはアルミ製や木製などがありますが、定番素材であるプラスチック製は軽量であるため自分で持ち運びしやすいのが特徴です。
また、電子レンジに対応しているものが多いので調理の際にも扱いやすい素材になります。デザインもさまざまなので、子どもの好きな柄にしたり、一緒に選んでも楽しいですね。
洗いやすさと耐久性
アルミ製のお弁当箱は油汚れが落ちやすく耐久性があり、お弁当箱の使用頻度が高い場合にはおすすめです。
しかし、電子レンジに対応してないものがほとんどなので、温めるときには注意が必要です。プラスチック製のものは食洗器に対応しているものが多く、お手入れが簡単になるのが特徴です。
仕切り付きだと便利
1歳児のお弁当は1つ1つのおかずの量が少量であるため、中身が混ざらないように仕切りが付いているものを選ぶと便利です。
取り外し可能な仕切りは、洗浄しやすく衛生的に使用できます。また、詰め合わせる食材に合わせてレイアウトできるのも特徴です。
複数の容器を使用するよりも、仕切りを使用した1つのお弁当箱で食べる方が子どもも食べやすいため、完食を目指しやすくなります。
1歳のお弁当でよくある疑問に回答!
1歳児のお弁当作り。初めての場合は特に分からないことが多いのではありませんか?お弁当の適切な量や食物アレルギー対応など、ここでは1歳児のお弁当を作るときによくある疑問に回答します。
お弁当の量はどれくらいが適切?
お弁当箱を用意してもどのくらいの量が適切であるか悩む場合、普段の食事よりも少なく詰めることがポイントです。
保育園など親と離れた場所で食べるときには、環境に慣れるまで食事が進まないこともよくあります。
まずは完食できることを目標に、食べ切れる量を入れて食事の時間を楽しむことを優先にしましょう。
アレルギーがある場合の対応は?
食物アレルギーがある場合、専門の医師と相談しながら子どもの食べられるものを把握します。加工品を使用する場合には、アレルゲン表示を確認して注意しながら作りましょう。
また、保育園など他の子どもと一緒に食事を取る場面では誤ってアレルゲン食品に触れることがないよう園と連携をとり、しっかりとした対策が必要です。
保育園に栄養士や看護師がいる場合には、医師の見解を共有します。3者で正しい情報を伝えていくことが大切です。
保冷剤は必要?
1歳児は胃腸が発達途中であり、抵抗力が低いため大人以上に衛生管理が大切です。お弁当を持ち運ぶ際には保冷剤や保冷バッグを使用して温度管理をしましょう。
暑い時期である夏場はすぐに温度が上がってしまうため、保冷剤の量を増やすなど季節や移動の時間に応じて調節すると安心です。
栄養バランスを考えるのも必要?
お弁当を作るのに気になるのは食材の栄養バランスですが1歳児の場合、好き嫌いが出てきてバランスよく食べることに苦戦することが多いものです。
慣れないうちやお出かけの際は、好きなものを中心におかずを入れて食べる楽しさを味わう機会を作りましょう。
保育園など毎日のお弁当の場合は、1食分として1日の1/3の栄養バランスを満たせるよう自宅で苦手な食材にチャレンジしてみたり、先生にアドバイスをもらうなど工夫をして徐々に栄養バランスを意識していけるといいですね。
1歳の子どもが喜ぶお弁当を作ってみよう!
今回は、1歳児のお弁当作りのコツとして注意点や簡単に作る時短アイディア、お弁当箱の選び方などを紹介しました。
お弁当はお出かけのときにはいつもと違う雰囲気の中でみんなで食べる雰囲気にわくわくしたり、保育園では親と子をつなぐ大切なコミュニケーションとなります。
フタを開けたときにホッとする気持ちは素敵な思い出となることでしょう。子どもにとって食事の時間が楽しくなるようなお弁当が作れるよう、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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