家庭料理の定番食材の1つである「じゃがいも」は、子どもの食事にもよく使われます。淡白な味わいで、煮る・焼く・蒸す・揚げるなど、さまざまな調理法で使用できる便利な食材です。しかし、じゃがいもを使った料理がマンネリ化していることはありませんか?
今回は、じゃがいもを使った人気のレシピを紹介します。また、調理のポイントや、じゃがいもの保存方法も解説しますので、参考にしてみてくださいね。
じゃがいもが幼児食に適している理由
幼児食にも比較的よく使用されるじゃがいもですが、馴染みのある食材というだけでなく、幼児食に適している理由があります。
栄養素が豊富に含まれている
じゃがいもには、主に以下のような栄養素が含まれています。
主な栄養素 | 主な働き |
炭水化物 | 体を動かすエネルギー源となる。 |
ビタミンC | 皮膚や血管を丈夫に保ったり、鉄の吸収を助けたりする働きがある。 |
ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変える時に必要とされる。 |
カリウム | 体内の水分量を調整したり、筋肉の動きをサポートしたりする。 |
特に、じゃがいもにはビタミンCがりんごの約5倍含まれていることから、「畑のりんご」とも言われています。また、ビタミンCは熱に弱い性質を持ちますが、じゃがいものビタミンCはでんぷんで包まれていて、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
甘みがあって子どもでも食べやすい
じゃがいもは自然な甘みがあるので、子どもでも食べやすい食材です。さまざまな料理に馴染みやすく、子どもが食べやすいよう味付けや形状をアレンジしやすいのも特徴です。また、じゃがいもを水から茹でると、より甘みが増しておいしく仕上がります。
手づかみ食べにもぴったり
じゃがいもは、幼児期の手づかみ食べにもぴったりな食材です。スティックやボール状などに加工しやすく、つかみやすいよう固さの調整がしやすいのも特徴です。子どもの成長に合わせて、調整してみましょう。
じゃがいもを使った幼児食の人気レシピ10選
じゃがいもは、さまざまな料理に使いやすい反面、決まった料理になりがち。特に、子どもの食事は好みや食べやすさを考慮する必要があるため似たような献立になりやすいです。
レシピのバリエーションを広げるために、ここではじゃがいもを使った幼児食の人気レシピを紹介します。
肉じゃが
家庭料理の定番「肉じゃが」を幼児食向けに薄味にしたレシピです。優しい味わいで家族みんなで食べられて、食事の準備も楽になりますよ。
【材料 4人分】
- 牛肉(薄切り) 400g
- にんじん 1本
- じゃがいも 5〜6個
- 玉ねぎ 1個
- 白滝 1袋(200〜300g)
- 水 400ml
- ☆ 和風顆粒だし 大さじ1
- ☆ 砂糖 大さじ2
- ☆ 酒 大さじ4
- ▲ 醤油 大さじ2
- ▲ みりん 大さじ4
【下準備】
白滝を2〜3cmの長さに切り、別の鍋で茹でてアク抜きをし、ざるにあげておく。
※アク抜き不要のものは、この工程は不要。
【作り方】
- にんじん・じゃがいもは大きめの乱切りにし、玉ねぎはくし切りに切る。じゃがいもは水にさらしアクを抜く。
- フライパンにサラダ油を引き中火にし、玉ねぎがしんなりするまで炒める。
- 牛肉・にんじん・水を切ったじゃがいもの順に加えて炒め、 水を入れて沸騰させる。
- 沸騰したらアクをとり、白滝と☆の調味料を加えて10分程煮る。
- ▲の調味料を加えて5分程煮て、じゃがいもに菜箸がスッと通るくらい柔らかくなるまで煮たら完成。
※より薄味の幼児食として取り分ける場合は、煮汁が浸み込む前のでき立ての肉じゃがを別皿に取り分ける。この時、できるだけ汁を入れないようにする。
青のりポテト
電子レンジで簡単に調理ができるじゃがいものレシピです。青のりの香りが食欲をそそり、あと一品欲しい時にもおすすめです。
【材料 2〜3人分】
- じゃがいも 中3個
- 青のり 適量
- 塩 適量
【作り方】
- じゃがいもの皮を剥き、1〜2cm角に切り、3〜5分程水にさらす。
- じゃがいもの水を切り、耐熱容器に入れラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する。
- 一度耐熱容器を開け、じゃがいもに爪楊枝などがスッと刺さるくらいの固さか確認する。※固い場合は電子レンジで1〜3分追加で加熱する。
- ビニール袋にじゃがいも・青のり・塩を入れ、よく振って和えたら完成。
※じゃがいもを小さく・薄めに切ると電子レンジの加熱時間が短くなる。
※じゃがいもは水にさらすと加熱時にくっつきにくくなるが、時間がないときは省いても良い。
参考:離乳食・幼児食にレンジで簡単青のりポテト|cookpad
じゃがいもと玉ねぎのスープ
家にある常備野菜で作るシンプルであっさりした味のスープです。 じゃがいもや玉ねぎの甘みを活かした優しい味付けで、体調を崩した時にも食べやすいスープですよ。
【材料 4人分】
- じゃがいも 2個
- 玉ねぎ 1/2個
- 水 500ml
- 中華風顆粒だし 小さじ2
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 乾燥パセリ お好みで
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥いて芽を取り2cm角に切り、玉ねぎは両端を切り落として皮を剥き、 芯を取ったあと1cm幅に切る。
- じゃがいも・玉ねぎ・水を鍋に入れ火にかける。
- 5分程煮て、じゃがいもに火が通ったら中華風顆粒だし・塩・こしょうで味付けしたら完成。
- 器に盛り付け、お好みで乾燥パセリをかける。
※幼児食にはこしょうを控えめにする。
いももち
外はカリカリ、中はもっちりとした食感が楽しめる、大人が食べてもおいしいレシピです。お好みでチーズや野菜を入れて、アレンジを自由に楽しんでくださいね。
【材料 直径4〜5cm 4個分】
- じゃがいも 1個(約150g)
- 片栗粉(またはコーンスターチ) 25g
- 塩 1つまみ
- サラダ油 適量
【作り方】
- じゃがいもを一口サイズに切り、600Wの電子レンジで5分程加熱する。
- つぶせるくらい柔らかくなったら塩を加えてマッシュし、片栗粉を入れて混ぜる。
- 粉っぽさが無くなるまでよく混ぜて、4〜5cmの大きさに成型する。
- フライパンにサラダ油を多めに引き、両面を2〜3分程揚げ焼きにする。
参考:いももち 幼児食にも|cookpad
参考:北海道の郷土料理を再現!モチモチいももち|DELISH KITCHIN
ポテトサラダ
じゃがいも料理の定番であるポテトサラダを電子レンジで作るお手軽レシピです。じゃがいもは潰さず、角切りにして和えるだけなので、忙しい時におすすめですよ。
【材料 2人分】
- じゃがいも 大1個(約200g)
- 枝豆(茹でたものまたは冷凍) 50g
- ハム 1枚
- マヨネーズ 大さじ1
- 塩 適量
- こしょう 適量
【作り方】
- 枝豆はサヤから出して、じゃがいも・ハムは1cmの角切りにする。
- じゃがいもは5分程水にさらしたら水気を切っておく 。
- 耐熱容器にじゃがいもを入れて、ふんわりとラップをかけたら600Wの電子レンジで4分程加熱する 。
- じゃがいもの入った容器に枝豆・ハム・マヨネーズを入れて混ぜて、塩・こしょうで味を調えたら完成 。
参考:ポテトサラダ 〜幼児食〜|cookpad
参考:レンジで作る!枝豆のポテトサラダ|DELISH KITCHIN
バターポテト
優しい甘さで、子どものおやつにおすすめのレシピです。バターの風味とコクが食欲をそそります。甘さは好みで調節してくださいね。
【材料 2〜3人分】
- じゃがいも 小3個(約200g)
- バター 30g
- 砂糖 20g
【作り方】
- じゃがいもは水で洗い、皮付きのまま濡れた状態でラップに包み、600Wの電子レンジで6分程加熱する。
- じゃがいもの皮を剥き、ボウルにじゃがいも・ バター・砂糖を入れて、めん棒などでつぶしながら混ぜ合わせたら完成。
※じゃがいもは男爵いもを使うとつぶしやすい。
※ じゃがいもは小〜中サイズのもの1つに対し、600Wの電子レンジで3分程度が加熱の目安。
※じゃがいもを潰したり和える工程は子どもと一緒に行うと食育にもなり、親子で楽しめる。その場合、熱いと火傷の恐れがあるため、冷めてから作業するよう注意する。
参考:おやつ・幼児食にも♪超簡単バターポテト☆|cookpad
じゃがいもポタージュ
自然な甘みを感じられるじゃがいものポタージュです。小さな子どもも安心して食べられるよう薄味にし、豆乳を使うことで、大豆の栄養も摂取できますよ。
【材料 大人2人分+子ども1人分】
- じゃがいも 大1個(約200g)
- 玉ねぎ 1/2個(約70g)
- コンソメ顆粒 5g
- バター 20g
- 牛乳 120ml
- 無調整豆乳 100ml
- 水 180ml
- 塩 適量
【作り方】
- じゃがいもの皮を剥き、適当な大きさに切る。耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで3分程加熱する。
- 玉ねぎをスライスして鍋に入れ、バターを加えて火を付け、玉ねぎがしんなりするまで焦がさないよう弱めの中火で炒める。
- 1のじゃがいもを入れ、水・コンソメ顆粒・塩を加え、中火にかける。沸騰したら弱火にし、10分程煮込む。
- じゃがいもが柔らかくなっていることを確認し、ハンドミキサー等でさらさらになるまで攪拌する。
- 牛乳と無調整豆乳を加え、再度塩をひとつまみ加える。弱めの中火でよくかき混ぜながら、沸騰する手前までゆっくり加熱したら完成。
※冷蔵庫で冷やすとヴィシソワーズにもなるが、その場合にはさらに水を50ml程加えると良い。
じゃがいものガレット
じゃがいもとチーズがカリッと香ばしく、冷めてもおいしい一品です。お弁当のおかずにもおすすめですよ。
【材料 2人分】
- じゃがいも 中2個
- ハム 4枚
- ピザ用チーズ 大さじ1
- 薄力粉 大さじ1
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥き、細切りにして水にさらす。ハムも細く切る。
- 水気を切ったじゃがいもと、他の全材料をボウルに入れてざっくり混ぜる。
- フライパンに2を入れ蓋をして、弱火で片面10分ずつじっくり焼く。
ジャーマンポテト
バターのコクと青のりの風味が後を引くおいしさです。じゃがいもとにんじんは茹でてから加えると、より柔らかくなって子どもも食べやすくなりますよ。
【材料 子ども1人分】
- じゃがいも 20g
- にんじん 20g
- ソーセージ 1本
- バター 少々
- 青のり 少々
【作り方】
- じゃがいも・にんじんは1cm角に切り茹でる。
- ソーセージは一口サイズに切り、フライパンにソーセージとバターを入れ、表面がカリッとするまで炒める。
- 1を加えてさらに炒める。
- 火を止め、青のりを振ったら完成。
揚げないコロッケ
油を使わずにヘルシーに仕上げたコロッケのレシピです。好みでコーンや枝豆を加えると、彩りも良くなりますよ。
【材料 1人分】
- じゃがいも 1個
- 玉ねぎ 1/4個
- 豚ひき肉 15g
- 乾燥パン粉 大さじ2
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥き、適当な大きさに切って柔らかくなるまで茹でる。
- 玉ねぎはみじん切りにする。
- フライパンを熱し、豚ひき肉を炒める。
- 豚ひき肉がそぼろ状になったら玉ねぎを加えて、火が通るまでさらに炒める。
- 1のじゃがいもをつぶし、3を混ぜ合わせ、4等分にして丸める。
- フライパンに乾燥パン粉を入れ、焦げ目がつくまで炒める。
- 5に6のパン粉をつけてできあがり。
※じゃがいもは耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで3分程加熱しても良い。
忙しいママには幼児食の宅配サービスがおすすめ!
じゃがいもはさまざまな料理に使えますが、芽を取ったり、皮を剥いたりと下処理に手間がかかるデメリットもあります。また、つぶして成形するような手間のかかる料理や、煮込む時間が必要なものは、忙しいパパ・ママの負担となることも。
そのような場合には、幼児食の宅配サービスがおすすめです。幼児食の冷凍宅配サービスmogumoでは、管理栄養士が考えたメニューが豊富にそろっています。
今回は、じゃがいもを使った「コロッケ」と「鶏じゃが」を紹介します。
mogumo「ほんのり甘いじゃがいもコロッケ -2個入り-」
じゃがいもの優しい甘みをいかしたコロッケです。電子レンジで解凍した後、トースターで2分ほど温めることで、サクサクとおいしく仕上がります。コロッケは、調理の行程が多いため、手作りする場合は大変ですよね。
mogumoの「ほんのり甘いじゃがいもコロッケ」を使えば、手軽に食べられます。揚げ物の油っこさも抑えられ、おやつや朝食・あと一品欲しい時にも活躍しますよ。
内容量 | 2個(80g) |
調理方法 | 電子レンジで冷凍パックのまま、500Wで約1分程度加熱し、その後トースターで2分程温める |
対象年齢 | 1歳6ヶ月頃〜 |
価格 | ・8食セット:1食あたり543円 ・12食セット:1食あたり525円 ・18食セット:1食あたり478円 ※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。 |
栄養素 | エネルギー225kcal、たんぱく質4.6g、脂質11.5g、炭水化物25.3g、食塩相当量0.5g(推定値) |
アレルゲン | 小麦・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆 |
【商品レビュー】
- コロッケは普段作るには時間のかかるおかず。だけど冷凍幼児食なのでチンするだけでできるので嬉しい。
- 子供が大好きで、食べムラがあってもこのコロッケだけはものすごいスピードで完食します。大人の私が食べても確かに美味しかったです!いざという時のために常にストックしています。
引用:mogumo公式サイトより一部抜粋
mogumo「おかあさんの手作り風鶏じゃが」
mogumoの「おかあさんの手作り風鶏じゃが」は、鶏肉や野菜にもしっかりと味が染み込み、薄味でも奥深い味わいのじゃがいもを使った煮物です。子どもにも食べやすいよう、食材が柔らかくなっています。離乳食を卒業したばかりの幼児でも食べられますよ。
煮物は食材の下処理をするのも手間がかかり、煮込むのにも時間がかかります。忙しい時でも、手軽においしい煮物が用意できるのは嬉しいですね。
内容量 | 100g |
調理方法 | 湯煎の場合:冷凍パックのまま熱湯の中で、3分間程度温める。電子レンジの場合:冷凍パックのまま、500Wで約3分程度温める。 |
対象年齢 | 1歳6ヶ月頃〜 |
価格 | ・8食セット:1食あたり543円・12食セット:1食あたり525円・18食セット:1食あたり478円 ※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。 |
栄養素 | エネルギー212kcal、たんぱく質8.4g、脂質11.3g、炭水化物20.2g、食塩相当量1.9g(推定値) |
アレルゲン | 小麦・大豆・鶏肉 |
【商品レビュー】
- 鶏肉の肉じゃがは作ったことがなく不安もありましたが、優しい味付けですが鶏肉にも味が染みており息子も完食してくれました。
- お肉が上手く噛めずに、なかなか食べませんが、とても柔らかくて、美味しく食べてくれました。味が濃い場合は軽く水で薄めて出しますが、お肉の柔らかさは自分では出来ないので、毎回注文しています。
引用:mogumo公式サイトより一部抜粋
じゃがいもを調理する際のポイントと保存方法
じゃがいもはさまざまな料理に使える便利な食材ですが、調理する際にはいくつかポイントがあります。また、品種によるおすすめの食べ方や、じゃがいもの保存方法についても紹介します。
下ごしらえのポイント
じゃがいもの下ごしらえのポイントは2つあります。
芽や緑化した部分は取り除く
じゃがいもの芽の部分には「ソラニン」という毒素が含まれています。これを大量に摂ると下痢・腹痛・吐き気・めまいなどの症状が現れます。また、日光に当たり緑色に変化した部分にもソラニンが含まれているため、どちらも全て取り除いてから使いましょう。
切ったら水にさらす
じゃがいもは切ってそのままにしておくと、酸化して変色してしまいます。切ったらすぐに水にさらして変色するのを防ぎましょう。さらに、水にさらすとアク抜きにもなるため、苦味に敏感な子どもには、アク抜きをしてから調理すると食べやすくなりますよ。
品種によるおすすめの食べ方
じゃがいもにはさまざまな品種があります。品種によって食感に違いがあるので、料理に合わせて使い分けましょう。
ここでは、じゃがいもの代表的な品種である「男爵」・「メークイン」・「キタアカリ」と、旬の時期に見かける「新じゃがいも(とうや)」の特徴とおすすめの食べ方を紹介します。
品種 | 食感 | おすすめの食べ方 | 料理例 |
男爵 | ホクホクとした食感 | 煮崩れしやすいため、潰したり、粉っぽさをいかした料理に向いている。 | マッシュポテトコロッケポテトサラダ粉ふき芋 |
メークイン | ねっとりとした食感 | 煮崩れしにくく、煮たり、炒めたりする料理に向いている。 | カレーシチュー肉じゃがジャーマンポテト |
キタアカリ(北あかり) | ホクホクとした食感 | 甘みが強く、黄色い見た目から「栗じゃが」とも呼ばれ、シンプルな味付けの料理に向いている。 | ポタージュじゃがバター |
新じゃがいも(とうや) | 水分が多くみずみずしい、しっとりとした食感 | 皮付きのまま煮たりローストしたりする料理に向いている。 | 甘辛煮ベイクドポテトフライドポテト |
じゃがいもの保存方法
ここでは、じゃがいもを保存する方法を3つ紹介します。
新聞紙に包んで冷暗所で保存
じゃがいもを1〜2個ずつ新聞紙に包み、日の当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。りんごと一緒に新聞紙で包むと、りんごが出すエチレンガスの作用で芽の生長が抑えられ、保存可能な期間が延びるといわれています。
冷蔵庫の野菜室で保存
温かい場所だと芽が出やすくなるため、冷蔵庫で保管します。ただし、温度が低くなりすぎるとでんぷん質が低温障害を起こし、逆に傷んでしまうため、野菜室に入れましょう。収納するときは、1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れてください。
冷凍保存
じゃがいもを冷凍したらスカスカになり、おいしくなくなったという経験をした方もいるかもれません。しかし、コツをおさえるとじゃがいものおいしさをキープしたまま冷凍保存ができます。
そのコツとは、「加熱してから冷凍する」ということです。生のまま冷凍するとじゃがいもの水分が抜けてしまい、味が落ちてしまいます。
【カットして冷凍する方法】
- じゃがいもを食べやすい大きさにカットし、茹でる・蒸す・電子レンジで温めるなどの方法で加熱する。
- 粗熱を取り、余分な水分を拭き取り、ラップで包む。
- 冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜き密閉させて口を閉じ、冷凍庫に入れる。
※解凍する時は、自然解凍もしくは、冷凍のまま調理に使う。
【マッシュして冷凍する方法】
- じゃがいもを加熱しマッシュポテトにしたら、しっかり冷ます。
- 十分に冷めたら、マッシュポテトを空気が入らないようラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、平らな状態にして冷凍庫に入れる。
※マッシュポテトにハムやベーコン・野菜などの具材を加えて冷凍すると傷みやすくなるため、他の具材は入れない。
※解凍する時は、冷蔵庫に移し替えて自然解凍させる。時間がないときや、コロッケやポタージュなどの加熱調理に使用する場合は、電子レンジの解凍機能を使っても良い。
じゃがいもを幼児食に取り入れる際のポイント
離乳食から大人の食事まで、幅広い世代に食べられるじゃがいもですが、幼児食に取り入れる際に気をつけたいポイントを解説します。
子どもの咀嚼力に合わせて柔らかく調理する
じゃがいもは、年齢や発達に合わせて食べやすい大きさ・柔らかさに調理することが大切です。じゃがいものホクホクとした食感が苦手な子どもには、細く切ったり、1cm角程度に小さく切ると食べやすくなりますよ。
咀嚼する力が未熟で食べづらそうにしている場合は、つぶしてポテトサラダにしたり、ハンドミキサーで滑らかにしポタージュにするのもおすすめです。歯が生え揃い、噛む力がついたら少しずつ大きくしていくと良いでしょう。
他の野菜やお肉と組み合わせて栄養バランスを整える
じゃがいもには、炭水化物(デンプン)・ビタミンC・ビタミンB1・カリウムが豊富に含まれていますが、たんぱく質・鉄・カルシウムなどは他の食材から補う必要があります。
肉じゃがやカレーのように、他の野菜や肉を一緒に使ったり、副菜や汁物を添えたりして、栄養バランスを整えたメニューに整えましょう。
じゃがいも料理で幼児食のレパートリーを増やそう!
「じゃがいも」は淡白な味わいでクセがなく、煮る・焼く・蒸す・揚げるなど、さまざまな調理法と相性が良い便利な食材です。今回紹介した、子どもにも食べやすいじゃがいもレシピを活用して、幼児食のレパートリーを増やしてみてくださいね。
幼児食の冷凍宅配サービスmogumoでは、じゃがいもを使った料理も取り扱っています。コロッケや煮物など、調理に時間がかかるものでも、mogumoを使えば数分で食べることができますよ。困ったときのストックにもおすすめ。気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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