子どもの小麦アレルギー|幼児食での工夫やレシピをご紹介

子どもの小麦アレルギー|幼児食での工夫やレシピをご紹介 子育て

食物アレルギーのうちのひとつでもある小麦アレルギー。「子どもが小麦アレルギーだとどんな症状が出る?」「子どもに小麦アレルギーがある場合の食事はどうすればいい?」「小麦アレルギーの子どもにおすすめのレシピはある?」など気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は子どもの小麦アレルギーの症状や対処法、小麦アレルギーがある際の注意点や料理の工夫について解説します。小麦アレルギーの子どもにおすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもが小麦アレルギー?気になる症状や対処法

子どもがパンやうどんを食べてじんましんなどの症状が現れると、小麦アレルギーでないか心配になりますよね。小麦アレルギーによって引き起こされる症状や対処法、食品以外の気をつける注意点などについて解説します。

 小麦アレルギーでよくある症状をチェック!

0〜3歳の子どもで小麦アレルギーは、卵と牛乳の次に多く発症しやすいアレルギーのうちのひとつです。小麦アレルギーの場合、パンやうどん、パスタなどの小麦製品を食べると、食後1時間〜4時間程度で皮膚の赤みや発赤、じんましん、下痢や腹痛などの胃腸症状などの症状が現れます。

症状は子どもによってさまざまなので、小麦製品を食べた後に体調不良が現れたら病院を受診することが大切です。

 気になる場合は医療機関を受診しよう

パンやうどん、パスタなどの小麦製品を食べた後に、身体に不調が現れる小麦アレルギー。小麦製品を食べた後に子どもの身体に異変が現れた場合は、自己判断で食べさせ続けるのを避けて医療機関を受診することが大切です。

どの医療機関を受診すればいいか迷った場合は、かかりつけの小児科や症状に合わせた病院を受診するとよいでしょう。

   食品以外のおもちゃにも注意

小麦アレルギーの子どもは、食品以外のおもちゃにも注意が必要です。子ども用おもちゃには小麦を原料に使った粘土や、おもちゃの製造過程や塗料に小麦が使用されているものも販売されています。

小麦粘土は、小麦を主成分として塩や水を添加して作った粘土です。原料が食品なので、子どもが誤って口に入れてしまった場合でも、比較的安全で触感を楽しめるメリットがあるため、子ども用おもちゃとして多く取り入れられています。

しかし、小麦アレルギーの子どもが小麦粘土を使用すると、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるので気をつけましょう。

 行事やクッキングへの参加

保育園や幼稚園に通っていたりクッキング教室に通っている場合は、あらかじめ小麦アレルギーがあることを職員に伝えておきましょう。

小麦アレルギーの子どもが行事やクッキング活動に参加する際は、子どもが誤って小麦を口にしてしまわないように事前の準備が大切です。

小麦粉は空気中に舞う可能性もあるため、小麦アレルギーがある場合は集団調理の中で取り扱うのにも注意が必要です。

子どもが小麦アレルギーのときの注意点

子どもに小麦アレルギーがある場合、日常生活の中でさまざまな配慮が必要になります。小麦を含む食品はもちろん、見落としがちな加工品や調味料にも気をつけましょう。

今回は子どもが小麦アレルギーのときの注意点についても解説します。

 除去範囲は医師に相談を

子どもが小麦製品を食べてアレルギー症状が現れた場合は、医療機関に受診することが大切です。

小麦はパンやうどん、パスタなどの小麦製品以外にも調味料など、さまざまな食品にも含まれています。

子どもによってどこまで除去をする必要があるのかは違っているので、必ず病院を受診して医師に相談をしてみてください。

 食品表示をチェック

子どもが小麦アレルギーの場合は、加工品や調味料などの商品を購入する際に食品表示をチェックすることが重要です。

小麦はアレルギー表示が義務付けられている特定原材料なので、商品に小麦が使用されている場合はパッケージの「アレルゲン表示」や「原材料名」に記載されています。

醤油やみそ、コンソメなどの調味料や、カレーやシチューのルウなどの加工食品にも含まれているので、気をつけましょう。

 栄養バランスが偏らないよう注意

子どもに小麦アレルギーがある場合は、栄養バランスが偏らないように気をつけましょう。

子どもの食事から小麦製品を取り除くと、炭水化物やビタミンB群が不足する可能性が出てきます。米や玄米、さつまいもやとうもろこしなどの食材を取り入れて、エネルギー源をしっかり確保しましょう。

小麦製品を除去していても、たんぱく質や野菜、果物をバランスよく摂ることで、成長に必要な栄養素をしっかりと補えます。

小麦アレルギーの時の料理の工夫

グラタンやカレーライス、パンケーキなど子どもに人気のメニューに多く含まれている小麦粉。子どもに小麦アレルギーがある場合は、料理の工夫を取り入れることも大切です。

小麦を使用した料理を作る場合は、代用できるものを使用したり代替食品を利用したりするのがおすすめです。

 小麦粉は米粉・片栗粉で代用を

パンやパンケーキの生地、料理のとろみ付けに使用される小麦粉。パンやケーキの生地に使用する小麦粉は、米粉で代用するのがおすすめです。米粉の原材料は「米」なので、小麦アレルギーの場合でも使用できます。

またカレーライスやシチュー、グラタンなどのとろみ付けに使用する小麦粉は、片栗粉で代用するとよいでしょう。米粉を使用するよりも簡単にとろみが付けられるのでおすすめです。

 パン・麺などは代替食品を活用

パンやパスタ、うどんなどの麺類は、代替食品を活用するのがおすすめです。あわ麺やきび麺、ひえ麺などの雑穀麺や、原料がお米のビーフンやフォーなどを取り入れるとよいでしょう。

うどんやそうめんの代替食品には、やわらかい食感の「あわ麺」がおすすめです。パスタや焼きそばには歯ごたえがある「きび麺」「ビーフン」、ラーメンなどに使用する中華麺はしっかりとした食感が楽しめる「ひえ麺」や、味が絡まりやすい「フォー」が向いています。

小麦アレルギーの子どもにおすすめレシピ3選

小麦アレルギーがある子どもには、栄養バランスを重視しながらも小麦粉を使用しないレシピを取り入れる必要があります。今回は小麦アレルギーでも安心して食べられる、小麦不使用の子ども向けおすすめレシピを紹介します。

米粉豆乳グラタン

チーズがたっぷり使われていてとろりとした食感が子どもに人気の米粉豆乳グラタン。小麦粉でとろみ付けをするグラタンは、米粉で代用することで同じように美味しく仕上がります。栄養バランスをしっかり補える豆腐や豚肉、野菜類などが使用されているレシピです。

【材料 4人分】

  • 木綿豆腐……1/3丁
  • なす……1本
  • 油……小さじ1杯
  • 豚ひき肉……60g
  • 赤ワイン……小さじ1杯
  • 玉ねぎ……中1個
  • しめじ……20g
  • 油……小さじ1杯
  • バター……小さじ1杯
  • 米粉(上新粉)……大さじ1.5杯
  • 牛乳……大さじ1杯
  • 生クリーム……大さじ1.5杯
  • チーズ……30g
  • アルミカップ……4枚

(A)

  • トマトケチャップ……大さじ2杯
  • トマトピューレ……大さじ2杯
  • ウスターソース……大さじ1/2杯
  • 塩……小さじ1/5杯
  • こしょう……少々
  • 塩……小さじ1/5杯

【作り方】

  1. 木綿豆腐はサイコロ状に切り、煮崩れ防止のため鍋で下茹でし、ザルにあげておく。
  2. なすは半月切りにし、油を熱したフライパンでさっと炒めて取り出しておく。
  3. 玉ねぎは薄切りにし、しめじはほぐしておく。鍋に油を熱し、玉ねぎをしんなりするまで、よく炒める。
  4. 3にひき肉を加え、ほぐしながら炒め、赤ワインを加えてアルコールを飛ばす。
  5. 4にしめじを加え、(A)も加えて煮込む。
  6. 5にバターを加える。牛乳で溶かした米粉(上新粉)も加えて、とろみがつくまで、混ぜながら煮る。
  7. 6に1、2、生クリームを加え、豆腐が崩れないように混ぜる。
  8. 7をアルミカップまたは耐熱皿に入れ、チーズをかけて、230度に余熱しておいたオーブンで10分焼く。

参考元:【学校給食】秋なすと豆腐の米粉グラタン|クックパッド

小麦アレルギー対応◎唐揚げ

唐揚げには、小麦粉以外にも醤油やめんつゆなどの小麦を含む調味料が使用されてます。小麦アレルギーの子どもに唐揚げを作る場合は、小麦を含む調味料も一切使用しないレシピを取り入れるのもおすすめです。

【材料 2〜3人分】

  • 鶏もも肉……300g
  • だしの素(粉末タイプ)……35g程度
  • 水……適量
  • マヨネーズ……大さじ3
  • 片栗粉……適量
  • 油……適量

〜お好みで〜

  • ニンニクチューブ……大さじ1杯
  • しょうがチューブ……大さじ1杯

【作り方】

  1. 鶏もも肉をお好みの大きさに切る
  2. だしの素を袋に入れ、水をだしの素が溶けるくらい入れてよく混ぜる
  3. マヨネーズを適量入れる(お好みでニンニク、しょうがを入れる)
  4. 切った鶏もも肉を袋に入れてよく揉む
  5. 4で揉んだもも肉を袋ごとそのまま冷蔵庫で3分寝かせる
  6. 寝かせておいたもも肉を片栗粉によくまぶす
  7. 片栗粉が満遍なく付いたらあっためた油に入れて揚げる

参考元:小麦アレルギー対応!唐揚げ|クックパッド

バナナパンケーキ

米粉を使ったバナナパンケーキは、多めに作って冷凍保存をしておくことも可能なレシピです。冷凍保存をする場合は、水分を多めにして作ることでかたくなりにくくなるのでおすすめです。材料を混ぜ合わせてフライパンで焼くだけで、簡単に作れます。

【材料 2人分】

  • 米粉……100g
  • バナナ……2〜3本
  • 牛乳(豆乳でも可)……300cc
  • バター(無くても可)……5g

【作り方】

  1. バターをレンジで数秒温め溶かしておく
  2. 1にバナナを適当な大きさに手で割いて入れ、フォークで潰す
  3. 米粉をいれ更に混ぜ合わせます
  4. ほどよく混ぜ合わせたら牛乳を加えます
  5. 少しシャバシャバになるよう牛乳の量を調整してください(冷凍保存で解凍して食べる際に固くなりにくいです)
  6. フライパンを温め、油をひかずに弱火で焼きます

参考元:小麦アレルギー。米粉バナナパンケーキ|クックパッド

子どもの小麦アレルギーで困っているならmogumoがおすすめ

mogumo 幼児食 宅配サービス

アレルギーの症状が比較的現れやすい特定原材料のうちのひとつでもある小麦アレルギー。子どもに小麦アレルギーがある場合は、冷凍宅配幼児食のmogumoがおすすめです。

mogumoは商品の原材料表示で、あらかじめ小麦の不使用が確認できるようになっています。温めるだけで簡単に料理を用意できるので、忙しい日のごはんや簡単に小麦不使用の料理を用意したいときにも向いています。

mogumoまろやか味噌に漬け込んだ 銀さけ西京焼き(無添加)

mogumoまろやか味噌に漬け込んだ 銀さけ西京焼き(無添加)

「まろやか味噌に漬け込んだ 銀さけ西京焼き(無添加)」は、骨取り魚が使用されている西京焼きです。

まろやかな味噌の風味がおいしく、魚嫌いの子どもでも食べやすくなっています。魚料理を手軽に用意したい方やおかずを簡単に1品用意したい方にもおすすめです。

内容量100g
調理方法電子レンジの場合:冷蔵解凍後、電子レンジで600w1分20秒(500wの場合は1分36秒)加熱調理を行う
対象年齢1歳6ヵ月頃〜
価格・8食セット:1食あたり543円
・12食セット:1食あたり525円
・18食セット:1食あたり478円
※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。
栄養素エネルギー 199kcal、たんぱく質16.7g、脂質11.7g、炭水化物11.1g、食塩相当量1.1g(100gあたり)
アレルゲンさけ・大豆

【商品レビュー】

  •  子どもがパクパク食べます!この商品が1番魅力的で今回は3つ注文させて頂きました
  • お魚があまり好きじゃない娘が完食でした!
  • 子どもは食べムラが激しく、食べてくれない時もありますが…臭みがなく大人が食べても美味しいです!

引用:mogumo公式サイトより一部抜粋

具たくさん優しいミネストローネ

mogumo具たくさん優しいミネストローネ

「具たくさん優しいミネストローネ」は、トマトやキャベツ、玉ねぎや鶏肉などの食材がたっぷり使われているミネストローネです。

ボリューム感があるので、主食として取り入れるのもおすすめ。野菜不足が気になる子どもや、パスタにかけてアレンジしたい方にもぴったりです。

内容量100g
調理方法湯煎の場合:冷凍パックのまま熱湯の中で、2分間程度温める電子レンジの場合:冷凍パックのまま、500Wで約2分程度温める
対象年齢1歳6ヵ月頃〜
価格・8食セット:1食あたり543円
・12食セット:1食あたり525円
・18食セット:1食あたり478円※送料は全国一律990円、沖縄のみ1,800円(18食セットは無料)
栄養素エネルギー 58kcal、たんぱく質2.7g、脂質3.1g、炭水化物5.5g、食塩相当量1.2g(推定値)
アレルゲン大豆・豚肉・ゼラチン

【商品レビュー】

  • 偏食なのに、これだけは食べる。ここで買ったミネストローネだけはがぶがぶ飲んでおかわりしたいと言うようになりました。毎日与えたい(笑)
  • 子どもも食べやすく、具もたくさんでした!
  • 苦手なものが入っているとすぐぐずりだす4歳がおいしい!と言いながら完食しました。苦手なものが入っているのに・・・笑

引用:mogumo公式サイトより一部抜粋

小麦アレルギーの子どもでも食べられる工夫を試してみよう!

小麦粉はグラタンやカレー・シチュー・ケーキなどの料理やお菓子など、さまざまな食品に含まれています。小麦製品を食べた後に身体に不調が現れたら、すぐに医療機関を受診して医師に除去範囲を確認しましょう。

子どもに小麦アレルギーがある場合は、小麦製品を使用せずに米粉や片栗粉などの食品を取り入れたり、代替食品を取り入れたりするとよいでしょう。

毎日の料理作りの負担を減らしながら小麦不使用の料理を用意したい方は、ぜひ冷凍宅配幼児食のmogumoを試してみてくださいね!

参考文献:よくわかる 食物アレルギー対応ガイドブック|独立行政法人 環境再生保全機構

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