1歳頃に比べて、さまざまな食べ物を食べられるようになる2歳児。「2歳児が食べてはいけないものはある?」「2歳児はお寿司や生卵を食べられる?」など気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、2歳児が食べてはいけないものや注意すべきもの、食べてはいけないものを口にしてしまった場合の対処法などについて解説します。2歳児に合う食事についても紹介するので、ぜひ参考にしながら子どもとの食事を楽しんでくださいね!
【カテゴリー別】2歳児が食べてはいけない・注意すべきものと予防策

2歳児は大人と比べて身体の発達が未熟であるため、子どもの発達や年齢に合わせた食材を選ぶことが大切です。ここでは、2歳児が食べてはいけないものや注意すべき食品についてカテゴリー別に紹介します。注意が必要な食品を把握して、普段の食事に気をつけましょう。
窒息の危険がある食品

2歳児は、窒息の危険がある食品には注意が必要です。1歳頃よりも咀嚼機能は発達してきているものの、まだかたすぎる食べ物や弾力のあるもの、粘り気のあるものはうまく噛み切れません。
また2歳児は気道が細いため、球体の食べ物はツルッと喉を通りやすく、気道を塞いでしまう恐れもあります。
<具体例>
- ピーナッツや炒り大豆
- ぶどうやさくらんぼなどの球体
- こんにゃくやタコなどの弾力のあるもの
- かまぼこやちくわなどの練り物
- 餅や団子などの粘りの強いもの
<予防策>
ナッツ類や炒り大豆などのかたすぎる食べ物は、小さく砕いても窒息の恐れがある食品です。5歳以下の子どもに与えるのは避けましょう。また、ぶどうやミニトマトなどの球体の食べ物は4等分にして与えましょう。
こんにゃくやちくわなどの弾力のある食べ物は、奥歯がしっかり生えそろってよく噛めるようになってから使用します。使う場合は、小さく切って与えるなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。
タコやイカ、餅などの弾力や粘度の強い食べ物は、2歳児が食べるのは難しい食品です。しっかり噛んで食べられるようになる時期までは、避けましょう。
食中毒のリスクが高い食品

2歳児は免疫機能が未熟であるため、食中毒のリスクが高い食品には注意が必要です。また、大人に比べて体内の水分量が多いのが特徴。そのため脱水に陥りやすく、食中毒による症状を重症化させてしまう恐れもあるため気をつけましょう。
<具体例>
- お寿司や刺身(生魚)
- 肉の刺身(生肉)
- 生卵
- ローストビーフやローストポーク
<予防策>
魚や肉を生の状態で食べる刺身やお寿司、生卵などの加熱していない食品を2歳児に与えるのは避けましょう。
低温調理で作られた肉料理は、温度管理が難しく中心部の加熱が不十分になりがちな料理です。ローストビーフやローストポーク、鶏ハムなどの低温調理料理は、しっかり火を通してから与えるよう気を付けましょう。
食物アレルギーが出るもの|初めて食べる時には要注意!

2歳児は、食物アレルギーが現れやすい食べ物にも注意が必要です。2歳はアレルギーのリスクが高い食品も食べられるようになってくる時期でもあります。食物アレルギーの症状が現れても対応できるよう、予防策を知っておくとよいでしょう。
<対象食品>
アレルギー症状を発症させやすい食品には、えびやかに、くるみや小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)などの「特定原材料(8品目)」があります。
また特定原材料ほど多くはないものの、アレルギー症状を比較的起こしやすい食品として「特定原材料に準ずるもの(20品目)」も設けられています。
これらの対象食品はアレルギー症状を引き起こしやすいため、初めて食べさせる場合は注意が必要です。特に以下の食品は2歳児以降に食べさせられるようになる食品でもあるので、気をつけましょう。
- えび・かに
- いくら
- そば
- パウダー状のナッツ類 など
<予防策>
食物アレルギーを引き起こしやすい食品を2歳児に初めて与える場合は、平日の午前中に少量ずつ与える方法を取り入れましょう。食事中や食後にアレルギー症状が現れても、すぐに病院を受診できるように時間帯を工夫しておくのがおすすめです。
その他の注意が必要な食品

窒息事故や食中毒のリスクが高い食べ物以外にも、カフェインが多い食品や塩分が多く味の濃い食べ物、消化器官に負担をかけるような刺激の強いものを2歳児に与えるのは避けましょう。
カフェインが多いものには覚醒作用があるため、子どもの睡眠に悪影響を及ぼす恐れがあります。また味の濃い食べ物や刺激の強い食べ物は、味覚形成に悪影響を及ぼしたり消化器官に負担をかけてしまう可能性があるため注意が必要です。
<具体例>
- コーヒーや緑茶
- ウインナーやハムなどの加工品
- インスタント麺
- キムチやわさびなどの辛いもの など
<予防策>
カフェインを多く含む食品や、刺激の強い食べ物を2歳児に与えるのは避けましょう。加工品などの味の濃い食品を使用する際は、少量に抑えたり他の調味料の量を減らしたりする工夫を取り入れるのもおすすめです。
食べ物以外も要注意!誤飲の危険性があるもの

2歳児は、食べていいものと食べてはいけないものの判断が難しい時期でもあるため、誤飲の危険性があるものには注意が必要です。
普段使っているビー玉やマグネットなどのおもちゃの部品は、窒息事故を引き起こす恐れがあります。医薬品や薬品、タバコなどは、食べると健康に悪い影響を及ぼす可能性があるので気をつけましょう。
<具体例>
- おもちゃの部品
- 洗剤や柔軟剤、漂白剤
- 大人用の医薬品
- 小さな電池(ボタン電池)
- タバコ など
<予防策>
2歳児の誤飲につながる恐れがあるものは、子どもの手が届かないように保管しましょう。
2歳になると「食べるとおなかを壊すよ」「食べると危ないよ」などのシンプルな説明であれば、少しずつ理解できるようになる時期でもあります。
普段の生活の中で、伝え方にも工夫を取り入れていくとよいでしょう。
2歳児が食べてはいけないものを口にしてしまった場合の対処法

食べてはいけないものを子どもが口にしないように普段から気をつけていたとしても、ふと目を離した瞬間に食べてしまったら…と心配になる方も多いのではないでしょうか。
いざという時に慌てないためにも2歳児が食べてはいけないものを、食べてしまった場合の対処法についても知っておくとよいでしょう。
窒息時はすぐに119番!
窒息が起こるとわずか数分で呼吸が停止し、最悪の場合心臓が止まってしまう危険性もあります。食品やおもちゃの誤飲によって、顔色が悪くなったり声が出せなくなったりしている場合はすぐに119番通報しましょう。
119番に通報すると、オペレーターが状況に応じて「背部叩打法」や「腹部突き上げ法」などの方法について適切な指示がもらえます。救急車が到着するまでに応急処置が必要な場合は、オペレーターの指示通りに動きましょう。
参考:食品による窒息 子どもを守るためにできること|公益社団法人 日本小児科学会
体調不良出た場合は医療機関に相談を
2歳児が食べてはいけないものを口にして体調不良が現れている場合は、かかりつけの小児科や救急外来などの医療機関に相談しましょう。
呼吸困難やアレルギー反応が強い場合、意識がないなどの緊急性が高い場合は、119番に通報して救急車を呼ぶ必要もあります。
誤飲や毒性があるものを食べてしまった場合は、全国の消費生活センターや都道府県の毒物中毒情報センターに連絡して対処法を聞くのもよいでしょう。
2歳児に合う食事について管理栄養士が解説

食べてはいけないものがまだ存在している2歳児。2歳児にはどんな食事を与えればいいのか気になるママやパパも多いのではないでしょうか。
ここでは2歳児に合う食事について解説するので、窒息や食中毒、誤飲などのリスクを抑えられる食事を意識して毎日の食事を用意しましょう。
発達に合わせた食事の大きさ・かたさに調理
2歳児に合う食事を用意するためには、子どもの発達に合わせた食事を意識しましょう。食材の大きさやかたさに気をつけながら、調理に工夫を取り入れるのがおすすめです。
食材の大きさは、スプーンやフォークに乗る程度のひと口大にカットして与えましょう。2歳児に与える食材は前歯で噛み切れて、奥歯でつぶせる程度のかたさを目安に調理するのもいいですね。
食べられる量を考慮して提供
日本人の食事摂取基準2025年版より、2歳児の1日あたりの摂取エネルギー量は男児で950kcal、女児で900kcalとされています。これは、大人の食事量の約1/3〜1/2程度です。
とはいえ、子どもによって食べる量は違っているので、無理に食べさせようするのは避けましょう。1日あたりの摂取目安量を参考にしながら、子どもが食べられる量を考慮して与えるのがおすすめです。
味付けが濃くなり過ぎないよう配慮
2歳児の子どもは味覚が形成される時期でもあるため、味の濃い料理には注意が必要です。
味付けが濃くなってしまうと、薄い味に満足できなくなったり腎臓に負担がかかってしまったりする恐れがあります。また幼少期に味の食事に慣れてしまっていると、大人になってからの生活習慣病のリスクが上がってしまう可能性もあると言われています。
2歳児の食事を調理する際は、大人の半分量程度の調味料を使うように心がけるとよいでしょう。
2歳の子どもが安心して食べられるmogumoの宅配食

子どもの発達に合わせた食事を用意する必要がある2歳児。2歳の子どもが安心して食べられる食事を手軽に用意したいという方は、mogumoの宅配食がおすすめです。
mogumoの宅配食サービスは、調理済みの幼児食を冷凍配送してくれるサービス。幼児期に必要な栄養素を補えるように、管理栄養士が監修して作られているのが特徴です。
温めるだけで簡単に2歳児用の食事を用意できるので、ぜひ試してみてくださいね。
<mogumoサービスの概要>
公式サイト | mogumo |
対象年齢 | 1歳6ヵ月頃〜 |
価格 | ・8食セット:1食あたり543円 ・12食セット:1食あたり525円 ・18食セット:1食あたり478円 |
送料 | エリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。 |
朝食やおやつ(補食)におすすめメニュー

mogumoの宅配食のおにぎりやパンは、肉や魚などのたんぱく質や野菜類を一緒に補えるメニューが豊富に揃っています。
栄養のあるおやつ(補食)を簡単に用意できるので、普段お菓子やスナック菓子を与えがちな場合にも向いています。
また、おにぎりやパンなどのメニューは2歳の子どもが自分で持って食べられるのが嬉しいポイント。忙しい朝のタイミングに取り入れるのもおすすめです。
子どもが喜ぶ人気メニュー

mogumoの宅配食では、子どもに人気のカレーやからあげ、コロッケなどのメニューも取り扱っています。大人用と子ども用で分けて味付けしにくいからあげなどの料理も、宅配食を利用すれば手軽に用意できますよ。
からあげやコロッケなどのおかずは、お弁当のおかずとしても使いやすいのも特徴です。簡単にお弁当を用意したいときにも大活躍します。
偏食の子どもにもおすすめ!

mogumoの宅配食は、子どもが食べやすい味付けに仕上げられており、1品でもさまざまな食材が取り入れられています。
そのため偏食があって野菜を食べてくれない子どもや、小食で栄養バランスが取りにくい場合にも向いています。
また、mogumoの口コミには「偏食でも食べた」という口コミが多数寄せられています。偏食に悩んでいる方は、ぜひ口コミも参考にメニューを選んでみてくださいね!
→【初回半額】子どもが喜ぶメニューが豊富!mogumoの幼児食宅配サービス
※キャンペーンは時期により内容が変わっていることがありますのでご注意ください
2歳児が食べてはいけないもの…よくある悩みに回答

「2歳児が大人の食べ物を欲しがったら与えてもいい?」「半熟卵は2歳にはまだ早い?」など気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、2歳児が食べてはいけないものに関するよくある悩みについても回答します。
大人のものを強く欲しがる場合はどうすればよい?
お寿司やローストビーフなど、生ものや加熱が不十分の可能性がある食べ物は、しっかり加熱してから与えましょう。また、大人用の味付けのものを欲しがる場合は、薄めて与えるのがおすすめです。
ただし、ナッツ類や炒り大豆などのかたすぎる食べ物は小さくカットしたとしても、窒息事故を引き起こすリスクが高いため、与えるのは避けましょう。
お刺身や半熟卵は少しなら大丈夫?
お刺身や半熟卵など、生の魚や加熱が不十分なものは少しでも控えめにしておきましょう。お刺身などの生ものは、食中毒のリスクが高い食べ物です。免疫力がまだ未熟な2歳児には与えず、3歳以降に様子を見ながら少量ずつ与えるのがおすすめです。
またお刺身などの生ものは、弾力もしっかりあるので2歳児の子どもがうまく噛みきれない可能性もあります。加熱して食べやすく工夫したものを与えるよう心がけましょう。
なんでも口に入れてしまって目が離せない…
2歳児がなんでも口に入れてしまうと、目が離せなくて大変ですよね。小さい部品や誤飲の恐れがあるものは、子どもの手の届かない場所に保管しておくとよいでしょう。
キッチンや洗面所など子どもが入り込むと危険なエリアに、ガードやフェンスを取り付けるのもおすすめです。
ずっと目を離さないでいると大変になってしまうので、誤飲や窒息事故が起きないような部屋作りの工夫を取り入れましょう。
2歳が食べてはいけないものを把握して子どもの安全を守ろう!
食べられるものが増えてくる2歳児でも、食べてはいけないものも存在しています。どんな食べ物に気をつければいいか、心配になるママやパパも多いですよね。
2歳は窒息事故や食中毒のリスクが高い時期でもあるので、発達に合わせた形状でしっかり加熱したものを与えましょう。
2歳児が食べてはいけないものを理解して、部屋づくりの工夫や食材選びや調理のコツを抑えてみてくださいね!
[PR] 子どものごはん準備に悩むママへ
仕事おわりに保育園へお迎えに行って、
帰りにスーパーで夜ご飯のお買い物。
正直言って、「毎日しんどすぎる..!」
そんなママの味方が冷凍幼児食のモグモ。
コスパの良い幼児食宅配を利用したいママはチェックしてみてください。