幼児期の食事は、子どもの一生の味覚を左右すると言われています。そのため、幼児食はできるだけ手作りして、さまざまな味を経験させていきたいものです。しかし、1日3回の食事を全て手作りするのはなかなか大変ですよね。
そこで今回は、食事準備の負担を減らしてくれる、おすすめの市販品について紹介します。幼児食に適した市販品の選び方や、それらのアレンジ方法などを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
幼児食に市販品は使えるの?選ぶ場合のチェックポイント
スーパーやコンビニでは調理済みの市販品が多く販売されています。しかし、その市販品を子どもの食事に取り入れても大丈夫なのか、疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、いくつかのチェックポイントをおさえておけば、市販品は子どもの食事に取り入れることができます。ここでは、市販品を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
幼児向けのものを選ぶ
幼児向けの市販品は、子どもに必要な栄養が摂れるよう考慮されています。例えば、不足しがちな鉄分やカルシウム、ビタミンなどが豊富であることが特徴です。また、食品の形状・食感・味付けも幼児が食べやすいように工夫されています。
市販品を選ぶ際には、包装に「幼児向け」と明記されているか確認しましょう。
子どもが食べられる食品を使ったものにする
子どもは大人と比べると、内臓機能や咀嚼機能が未熟です。幼児期になると、ある程度大人と同じものが食べられるようになりますが、まだまだ注意が必要です。
例えば、いか・タコのような硬く弾力のある食品は、噛み切れずにまるごと飲み込んでしまう可能性があります。つるんとした食感のこんにゃく、喉に貼り付きやすい餅も注意が必要です。
これらの食材は、窒息の恐れがあるため、避けるようにしましょう。
塩分量を初めとする栄養素を確認する
市販品を選ぶ際には、塩分量を初めとする栄養素の確認も欠かせません。大人向けの市販品は味が濃く、子どもにとって塩分・脂質・糖質が多くなりがちです。
幼児期の食事は、味覚形成や体の発育に関わるため、過剰な塩分や糖質は、子どもの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
商品パッケージの栄養成分表示をしっかりチェックし、適切なものを選びましょう。子どもに与える前に味見をし、味が濃いときはお湯で薄めたり、お湯にさっとくぐらせて塩抜きしたり、工夫すると良いですよ。
アレルギー食品が含まれていないか確認する
子どもに食物アレルギーがある場合、該当する食品が含まれていないか確認しましょう。市販品の商品パッケージには、原材料表示がされているため、アレルギー食品が含まれていないか確かめることが大切です。
また、特定のアレルゲンを除去した市販品も多く販売されているので、それらを選ぶのも一つの方法です。
刺激物が入っているものは避ける
香辛料をはじめとする刺激物が入っている商品は避けましょう。幼児は味覚が敏感で、辛味や刺激を強く感じてしまいます。
幼児期は、味覚の形成時期でもあるため注意しましょう。市販品を選ぶ場合は、子どもが安心して食べられるよう、辛味や刺激物が入っていないかチェックすることが大切です。
幼児食に市販品を取り入れるメリット
市販品を幼児食に取り入れると、さまざまなメリットがあります。ここでは、幼児食に市販品を取り入れる具体的なメリットについて見ていきましょう。
忙しい日常の中で、手軽に栄養バランスの取れた食事を提供できることは、パパママにとって大きな助けとなるでしょう。
忙しい時でもすぐに食事ができる
忙しい時に、幼児の食事を毎回手作りするのは大変です。市販品を利用すれば、手軽に食事を用意できるというメリットがあります。
温めるだけ、もしくは少し手を加えるだけで食事が完成するため、育児のストレスも軽減されるでしょう。特に、時間がない朝食時や、仕事や家事で忙しい夕食時には、市販品が大いに役立ちます。
大人も一緒に食べられる
幼児食に市販品を取り入れると、大人も一緒に食べられます。子どもと大人の食事を別で用意する必要がないため便利です。
市販品を選ぶ時に、子どもも一緒に食べられる食品・味つけの市販品かをチェックしておきましょう。
同じ食事を楽しむことで、家族の絆が深まり、食事の時間がより豊かになるでしょう。
保存ができてストック食にもなる
賞味期限の長い市販品は、ストック食としても使えます。忙しい時でも手軽に食事が用意できるように、冷蔵庫や冷凍庫に市販品を常備しておくと良いでしょう。
特に、非常時や急な用事ができた時に重宝します。定期的に使いながら買い足すようにすると、「うっかり賞味期限を切らしてしまった」ということも防げますよ。
いつもと違ったメニューが楽しめる
市販品を取り入れることで、メニューのバリエーションが広がります。毎日の食事に変化をつけると、子どもは食事に興味を持ち、楽しんで食べてくれるでしょう。
手作りするのが大変なメニューでも、市販品を使えば手軽に楽しめます。市販品を使っていつもと違ったメニューを楽しみましょう。
幼児食に使えるおすすめの市販品
最近では、幼児食に取り入れやすい市販品が多くあります。ここでは、その中でも特におすすめの商品を紹介します。栄養バランスも考慮されており、子どもも喜んで食べてくれるでしょう。
幼児食冷凍宅配サービス mogumo
mogumoは、離乳食完了期〜6歳までの子どもを対象に作られた幼児食の冷凍宅配サービスです。電子レンジや湯せんで温めるだけで食べられるので、買い物・調理の手間が省けて便利。食事が作れない時にはもちろん、1品ずつ小分けされているので、献立にメニューをプラスしたいときにも役に立ちます。冷凍で届くので、ストック食としても活用できますよ。また、献立は管理栄養士が監修しているため、栄養バランスや味付けにも配慮され、安心して食べさせることができるのも特徴です。
初回は300円OFFで購入できるので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
公式サイト:https://mogumo.jp/
アンパンマンミニパックカレー ポークあまくち(永谷園)
永谷園の「アンパンマンミニパックカレー ポークあまくち」は、幼児向けに作られたカレーです。パッケージには、子どもに人気のキャラクターであるアンパンマンが描かれており、食事の時間を楽しくします。
子どもが食べ切れる量に配慮して、1袋50gのものが2パック入っており、持ち運びにも便利です。
また、「特定原材料8品目(えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生)」は不使用、添加物である「香料・着色料」不使用なので、食物アレルギーや添加物が気になる方でも安心して食べることができます。
商品の公式サイト:https://www.nagatanien.co.jp/product/detail/125/
ニコパク 楽しい幼児食 オムライス(ニッスイ)
ニッスイの「ニコパク 楽しい幼児食 オムライス」は、子どもが大好きなオムライスが手軽に楽しめる商品です。オムライスにのっている卵が星型になっており、子どもが喜んで食べること間違いなしです。
また、1個あたりの食塩相当量が0.6gと少なく調整されているのもおすすめポイント。冷凍庫に常備しておけば、レンジで温めるだけですぐ食べられるので、忙しい時にも手軽に用意できます。
商品の公式サイト:https://nissui-koushikishop.jp/products/901957
チーズワッフル(ニチレイ)
ニチレイのチーズワッフルは、子どものおやつや軽食として最適な商品です。ふんわりとしたワッフルにチーズが入っており、子どもが食べやすいのも特徴です。
また、1個当たりレンジで30秒温めるだけで食べられるので、忙しい時でもすぐに用意できますよ。2個で牛乳1杯分(200ml)のカルシウムが摂れる点も嬉しいポイントです。
商品の公式サイト:https://www.nichireifoods.co.jp/product/detail/sho_id218/
市販品を幼児食に取り入れる!アレンジ&便利な活用方法
市販品をそのまま利用するだけでなく、アレンジを加えることでさらにおいしく、食事のバリエーションを広げることができますよ。ここでは、市販品を活用したアレンジレシピや便利な活用方法を紹介します。
コンビニの骨なし魚で「混ぜご飯」
コンビニで手に入る骨なし魚を使って、手軽に混ぜご飯を作ることができます。例えば、鮭の塩焼きとコーンをご飯に混ぜたら、簡単に色鮮やかな混ぜご飯が完成します。
魚には、子どもの脳の発達に関係する「DHA」や、骨の成長をサポートする「ビタミンD」を豊富に含まれているので、積極的に取り入れてみましょう
忙しい時でも手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。
ミートボールを使って「酢豚風」
市販のミートボールを使って、手軽に酢豚風の一品を作ることができます。
ミートボールはそのまま食べてもおいしいですが、野菜と一緒に炒めてミートボールのタレをかけることで、酢豚風のおかずに変身します。
野菜は、人参・ピーマン・玉ねぎなどを使うと彩りも良くなりおすすめです。手軽に栄養バランスの取れた食事に仕上がります。
幼児用ミートソース使った「ドリア」
幼児用のミートソースを使って、手軽にドリアが作れます。ご飯にミートソースをかけた後、チーズをのせてオーブンで焼くだけで、おいしい本格的ドリアが完成します。
ミートソースには野菜がたっぷり含まれていて、栄養バランスも整います。包丁を使わず手軽に作れるので、洗い物も少なくて済みますよ。ぜひ試してみてくださいね。
幼児食に市販品を使う場合のよくある質問
市販品を幼児食に取り入れる際には、さまざまな疑問が湧くこともあるでしょう。ここでは、よくある質問とその回答について紹介します。
市販品をそのまま子どもに与えても大丈夫?
市販品をそのまま子どもに与えることは、基本的には問題ありません。しかし、子どもにとって塩分や糖分、脂質が多すぎないか確認が必要です。
食物アレルギーにも注意しましょう。購入時に、商品パッケージの栄養成分表示・原材料をチェックすることが大切です。味が濃い場合には、お湯で薄めたり、お湯を張ったボウルにくぐらせたりして、味を薄めて調整してください。
また、初めて与える商品は、大人が味見をしてから少量ずつ試してみると安心です。
幼児用ではなく、大人用のものを使えるの?
子どもの食事を作るとき、幼児用ではなく大人用の市販品を使っても問題はありません。ただし、市販品に使用されている食品が、子どもでも食べられるかどうかチェックしましょう。
特に、咀嚼する力がまだ未熟な子どもにとって、いか・タコのような弾力のある食材は食べづらいです。そのため、子どもが食べづらい食品が入っていないものを選びましょう。
添加物が入っていてもOK?
添加物が入っていても基本的には問題ありませんが、できるだけ少ない商品を選ぶことが望ましいです。
日本では、添加物の使用について定められていますが、基準は大人になっています。そのため、体がまだ発達途中である幼児の場合、添加物が多すぎると影響を受ける可能性があります。
商品パッケージの原材料表示を確認し、添加物の少ない商品を選ぶようにしましょう。添加物を少なくしたい場合は、市販品と手作りの食事を併用すると良いでしょう。
市販品を上手に取り入れて幼児食の幅を広げよう!
幼児食に市販品を取り入れることで、忙しい日常の中でも手軽に栄養バランスの取れた食事を用意することができます。市販品を上手に活用して、食事のバリエーションを増やし、子どもが楽しく食べることができる環境を作りましょう。
mogumoでは、電子レンジで温めるだけで簡単に食べられる、幼児食の冷凍宅配サービスを提供しています。
メニューはすべて管理栄養士が監修し、栄養バランスや子ども向けの味つけに調整されているのが特徴です。市販品の中から、子ども用のものを探すのが大変という方は、ぜひご活用くださいね。