子どもの卵アレルギー|幼児食で注意するポイントについて解説

子どもの卵アレルギー|幼児食で注意するポイントについて解説 子育て

食物アレルギーのひとつである卵アレルギー。実は、乳幼児における食物アレルギーの原因としては第1位です。「もしかして、卵アレルギーの症状かも?」「食事の際に気を付けることは?」など、お悩みの方もいるのではないでしょうか。

今回は、子どもの卵アレルギーにおける基本的な対処法や食事の際のポイント、おすすめのアレルギー対応レシピなどを管理栄養士が詳しく解説します。

子どもが卵アレルギー?気になる症状や対処法

まずは、子どもの卵アレルギーにおけるよくある症状や病院受診の目安、対処法などを解説します。

 卵アレルギーでよくある症状

卵アレルギーで起こりやすい症状としては、以下の通りです。

  • じんましん、皮膚の赤み
  • 喉のかゆみ、咳
  • 呼吸困難、ぜーぜーとした呼吸
  • 嘔吐や下痢

じんましんや皮膚の赤みなどの皮膚症状が多くを占め、食後30分~2時間ほどで症状が出ることが多いです。

また、卵アレルギーは他のアレルゲンと比較すると、嘔吐や下痢などの消化器症状が起きやすいことも特徴のひとつ。消化器症状の場合は、症状が出るまで時間がかかる傾向があります。

 気になる場合は医療機関を受診

アレルギーの症状かどうかわからない場合でも、自己判断は禁物です。上記の症状や、アレルギーかな?と気になった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

その際、食事の注意点や症状が出たときの対処法など、医師に確認することをおすすめします。

卵アレルギーは、加熱時間や加熱温度により、症状の度合いが大きく変わるアレルギーです。医師の適切な診断・治療を行うことが重要です。

子どもが卵アレルギーの場合の食事のポイント

基本的には医師の診断に基づき、除去などを行うようにしましょう。ここでは、医師の指示があった場合の食事での工夫点について解説します。

 アレルギー食材は避けて調理する

家庭で料理をする場合でも、卵が混入しないように気を付けることが大切です。

調理の際の工夫としては、アレルギー用は別鍋で料理する・アレルギー用を先に料理しフタなどをしておく・まな板やスポンジを分ける、などが挙げられます。

また、卵アレルギーの場合「鶏卵」が除去の対象食材であり、魚卵・鶏肉・卵殻カルシウムなどを除去する必要はありません。

医師の診断に基づき除去対応を行い、必要以上に除去することがないよう範囲についてしっかり確認しておきましょう。

 加食品表示をチェックする

アレルギーを引き起こしやすく、症状が重くなりやすい原材料を「特定原材料」といい、アレルギー表示が義務づけられています。

卵は、マヨネーズ・魚介練り製品(かまぼこ・はんぺんなど)・ハム・ウインナー・ベーコン・洋菓子・菓子パン・中華麺など、多くの加工食品に含まれています。食品表示をしっかりと確認しましょう。

また「コンタミ」に関しても、注意が必要です。食物アレルギーにおけるコンタミとは、食品の製造過程でアレルゲンがごく微量に混入してしまう、という意味を指しています。

「本製造ラインでは〇〇を含む製品を製造しています」と表記されている場合が多いです。ごく微量でも症状が出てしまう方・コンタミに関して心配な方などは、医師に相談するとよいでしょう。

 栄養バランスに注意する

卵は、主にたんぱく質が補える食品です。そのため、卵アレルギーの場合には、肉・魚・大豆製品などを組み合わせて、必要なたんぱく質が不足しないよう注意しましょう。

卵1個(50g程度、たんぱく質6.2g)と同等のたんぱく質量は、以下のとおりです。

  • 肉・魚:30~40g
  • 木綿豆腐:130g
  • 納豆:40g

卵アレルギーの時の料理の工夫5選

ここでは、料理に使用する卵の置き換え方法について紹介します。食材を置き換えることで、アレルギーに対応していないレシピでも、卵なしでおいしく作ることができますよ。

 ミンチ肉に使う「つなぎ」

片栗粉・すりおろしたじゃがいも・れんこんなどが、つなぎとして使用できます。ほかにも、牛乳に浸したパン粉(卵不使用)や絹ごし豆腐などもおすすめです。

また、ミンチ肉に塩を加えてしっかりと捏ねることで、粘りが出てまとまりやすくなります。

 ケーキのようなふわふわお菓子

ベーキングパウダーや重曹を使うことで、しっかり膨らませることができます。

ホットケーキなどでは、ヨーグルトを加えるとふわふわになりやすくおすすめ。また、つぶしたバナナや牛乳を多めに入れると、食感がよくなりますよ。

 てんぷらの衣作り

天ぷらの衣は、一般的には薄力粉・卵・冷水で作りますが、卵を入れずに薄力粉と冷水のみでもおいしく作ることができますよ。

片栗粉やベーキングパウダーを少し加えると、よりサクサクとした食感に仕上がります。

 プリン・クッキーなど手作りする場合

プリンは、ゼラチンや寒天などで固めることが可能です。卵を使った一般的なプリンの代わりに、ミルク・ココア・かぼちゃのプリンなどがおすすめ。

またクッキーは、卵なしでもおいしく作ることができます。材料は、薄力粉・バター・砂糖の基本的なもののみでOK。卵入りのものよりも、少し歯ごたえのあるサクサクとした食感に仕上がります。

 便利な市販品

卵アレルギーでも安心して食べることができる、便利な市販品も多くあります。例えば、植物性原材料でできたプリン・卵不使用のハムやマヨネーズ・卵不要のてんぷら粉などです。ぜひ活用してみましょう。

また、卵の代わりにかぼちゃやコーンなどを使用すると、食材の彩りや見た目がよくなるためおすすめです。

卵アレルギーの子どもにおすすめレシピ3選

卵アレルギーでも安心して食べることができる、卵を使わないおすすめレシピを3つご紹介します。

 じゃが芋使用)和風ハンバーグ

すりおろしのじゃがいもを使用することで、タネのまとまりがよくなります。卵を使わないレシピのため、アレルギーでも安心して食べることができますよ。

【材料 子ども2人分】

  • 牛豚合いびき肉 100g
  • じゃがいも 1/2個
  • バター 小さじ1杯
  • しょうゆ 小さじ1/2杯
  • 玉ねぎみじん切り 大1/8個
  • 塩コショウ 少々
  • 無糖ヨーグルト 大さじ1杯
  • サラダ油 適量
  • 大根おろし 大さじ1/2杯
  • ポン酢 大さじ1杯

【作り方】

  1. じゃがいもは皮をむいて水にさらしてからすりおろし、玉ねぎはみじん切りにしておく。
  2. フライパンにバターを入れて火にかけ、玉ねぎを良く炒める。
  3. 2にしょうゆを加え、火からおろして冷ましておく。
  4. ボウルに3の玉ねぎ・合いびき肉・じゃがいも・塩コショウ・ヨーグルトを入れてよくこね、ハンバーグの形に成形する。
  5. フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、成形したハンバーグを蒸し焼きにしながら、両面をしっかり焼き色がつくまで焼く。
  6. 大根おろしとポン酢をかけて完成。

※ソースは大根おろし以外でも、お好みのものでOKです。ケチャップやデミグラスソースなどもおすすめです。

参考元:じゃが芋使用アレルギー対応基本の和風ハンバーグ レシピ・作り方|クラシル

 豆腐とニンジンの簡単マフィン

野菜が苦手でも食べやすい、にんじん入りのマフィンです。ホットケーキミックスを使用するため、手軽に作ることができます。にんじん以外にも、ほうれん草やかぼちゃなど、様々な野菜を入れてもよいですね。

【材料 マフィンカップ8個分】

  • ホットケーキミックス 150g
  • 絹ごし豆腐 150g
  • にんじん 1/2本

【作り方】

  1. オーブンは180度に予熱し、にんじんはすりおろしておく。
  2. すりおろしたにんじん・豆腐・ホットケーキミックスをすべてボウルに入れ、よく混ぜる。
  3. 1をマフィンカップに入れ、180℃のオーブンで20分程焼いたら完成。

※卵アレルギーの場合、ホットケーキミックスは原材料に卵を含まないものを使いましょう。

参考元:子供に★豆腐とニンジンの簡単マフィン レシピ・作り方|クラシル

 豆乳メープルシロップアイス

卵・乳アレルギーの方も食べることができる、豆乳で作るアイスクリームです。ゼラチンを加えることで、簡単になめらかな食感に仕上がりにすることができます。

【材料 600ml容器1個分】

  • 豆乳 500ml
  • メープルシロップ 50ml
  • グラニュー糖 15g
  • ゼラチン 小さじ1/2杯

【作り方】

  1. ゼラチンは水でふやかし、500Wの電子レンジで20秒程度加熱し溶かしておく。
  2. 鍋に豆乳・メープルシロップ・グラニュー糖を入れて火にかけ、沸騰しない程度に加熱する。
  3. 2に1のゼラチンを加え、よくかき混ぜる。
  4. 保存容器に入れ、粗熱が取れたら冷凍庫に入れて冷やしかためる。
  5. 完全にかたまる途中で2~3回、冷凍庫から取り出し、空気を含ませるようにかき混ぜる。
  6. 再び冷凍庫で凍らせたら完成。

※豆乳で作るアイスクリームは、冷やしすぎるとカチカチにかたくなってしまいます。長時間冷やしすぎないように注意しましょう。

参考元:簡単豆乳メープルシロップアイスのレシピ……なめらかな口当たり!|クラシル

卵アレルギーで困っているならmogumoがおすすめ

mogumo 幼児食 宅配サービス

mogumoでは、電子レンジで加熱するだけで簡単に調理できる、冷凍幼児食を販売しています。特定のアレルゲンを含むメニューを除外して検索することができ、アレルギーでも安心してメニューを選ぶことができますよ。また商品ページでも、原材料表示でアレルゲンやコンタミに関して確認することが可能です。

アレルギーが気になる…という方は、お気軽に公式サイトからお問い合わせください
mogumo公式サイトはこちら

mogumo6種具材のとろとろ中華あんかけ

こちらの「6種具材のとろとろ中華あんかけ」は、野菜や豚肉などがたっぷりはいった、具だくさんのおかずです。

電子レンジで加熱してごはんにかけるだけなので、子どもでも食べやすく、忙しい毎日でも手軽に栄養を取ることができますよ。

内容量100g
調理方法湯煎の場合:冷凍パックのまま熱湯の中で、2分間程度温める電子レンジの場合:冷凍パックのまま、500Wで約2分程度温める
対象年齢1歳6ヵ月頃〜
価格・8食セット:1食あたり543円
・12食セット:1食あたり525円
・18食セット:1食あたり478円
※※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。
栄養素エネルギー 81kcal、たんぱく質4.4g、脂質3.7g、炭水化物7.6g、食塩相当量1.0g
アレルゲン小麦、ごま、大豆、鶏肉、豚肉

【商品レビュー】

  • あんかけご飯にして食べたのですが本当においしいの一言です!
  • 初めてのものは警戒して食べない事が多いですが、恐る恐る食べて結果完食しました。

引用:mogumo公式サイトより一部抜粋

 mogumoほんのり甘いじゃがいもコロッケ -2個入り-

mogumoほんのり甘いじゃがいもコロッケ -2個入り-

こちらの「ほんのり甘いじゃがいもコロッケ ‐2個入り‐」は、甘味があり子どもが食べやすいコロッケです。

揚げ物は普段忙しくて中々手作りするのが難しいですが、mogumoのコロッケなら、電子レンジで温めるだけで手軽に、サクサクのコロッケを食べることができますよ。

内容量80g
調理方法電子レンジの場合:冷凍パックのまま、500Wで約2分程度または600Wで約1分30秒程度温める。
対象年齢1歳6ヵ月頃〜
価格・8食セット:1食あたり543円
・12食セット:1食あたり525円
・18食セット:1食あたり478円
※送料はエリアによって異なります。詳細はこちらをご覧ください。
栄養素エネルギー 225kcal、たんぱく質4.6g、脂質11.5g、炭水化物25.3g、食塩相当量0.5g(推定値)
アレルゲン小麦、乳成分、豚肉、鶏肉、大豆

【商品レビュー】

  • 息子はコロッケが大好きなのですが、手作りするのが正直大変で。市販の冷凍コロッケには粒状大豆たんぱくが入ってることが多く、大豆や卵などにアレルギーがある息子は食べられず。こちらなら成分的にも食べられるし、レンジとトースターでできるしとても嬉しいです。
  • コロッケは普段作るには時間のかかるおかず。 だけど冷凍幼児食なのでチンするだけでできるので嬉しい♬
  • とっても美味しい。コロッケ食べない息子がこれなら食べます。

引用:mogumo公式サイトより一部抜粋

子どもが卵アレルギーでも食べられる食事の工夫を試してみよう!

今回は、卵アレルギーでよくある症状や食事の際のポイントなどについて詳しく解説しました。「卵アレルギーかな?」と気になった場合には、医療機関を受診して医師の指示に従いましょう。

また、卵を別の食材に置き換える方法やおすすめのレシピなども、ぜひ参考にしてみてくださいね。

食物アレルギーがあって幼児食宅配サービスの利用を迷っている方は、ぜひお気軽にmogumoにご相談ください。

参考:
食物アレルギー表示ハンドブック |消費者庁
食物アレルギー – アレルギーポータル>アレルギーについて | 食物アレルギー学会・厚生労働省

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